蒼穹のファフナー EXODUSのあらすじ
行軍のルートを外れた移動部隊がフェストゥムに襲われた。一騎と総士以外の真矢たちファフナー部隊が駆けつけるが、一騎は自分たちもザインとニヒトで出るべきだと主張する。しかし、総士はその意見に反対し、この事態そのものに疑問を呈する。一方、竜宮島もアザゼル型率いるフェストゥムの襲撃を受けていた。今回のアザゼル型の攻撃には、ある目的があるようだった。この緊急事態に、アルヴィス司令部は開発途中の新システムを導入する…!
彗たち島のパイロット全員に未知の現象が現れた。ファフナーの新しいコアの影響である事は明白だが、千鶴らアルヴィスの医療チームには治す方法はおろか、それが命に関わる状況なのかすら分からなかった。織姫はこの事について何かを知っているようだったが…? その頃、シュリーナガルの人々は次のキャンプ地に向け順調に移動していた。司令部はヒマラヤ山脈沿いの廃墟に次の宿営地を決め、空戦型ファフナーを偵察に出す。部隊に合流した真矢がそこで見たものとは…!?
竜宮島に残った彗たちファフナーパイロットは、その役割を完璧にこなしていた。先の戦闘で現れた現象・SDPは、ファフナーの性能を飛躍的に向上させ、パイロットにも良い影響が出ているようだった。すべてが順調に進んでいるかに見えたが、大人たちはこの異変に不安を感じ、現象の解明に向けてさまざまな取り組みを始めていた。そんな中、芹の家に身を寄せた織姫は、アルヴィスにいる時とはまったく違う意外な一面を見せていた…!?
世界樹を襲うアザゼル型を排除しようと駆けつけたザインとニヒト。リミッターを外したザインの底なしの力を見せつける一騎と、制御不能と言われていたニヒトを自在に操る総士。その圧倒的なパワーにミツヒロら人類軍兵士はもちろん、広登たち竜宮島のパイロットたちも沸き立つ。ほかのファフナーとは明らかに違う力をふたりから感じ取ったアザゼル型は、新たな攻撃を放つが…!? みんなを守って欲しいという美羽のお願いに、一騎と総士はどう応えるのか…? ふたりの戦いは新たな次元へ移ろうとしていた。
アザゼル型の襲撃を受けたシュリーナガルは壊滅寸前だった。エメリーたちエスペラントは世界樹を守ろうと精神の防壁を築くが、逆にフェストゥムに心を浸食され、苦しむ。一方、美羽ら竜宮島の派遣部隊は空路での脱出を試みるが、フェストゥムの大群に阻まれ飛び立つ事すらできない。ミツヒロ率いるペルセウス中隊は、マカベと交わした命に替えても美羽たちを守るという約束を果たすため、少ない防衛力を派遣部隊の救援に回すが…? その頃、シュリーナガルに近い人類軍基地では、ある作戦が検討されていた。