冴えない彼女の育てかたのあらすじ一覧
倫也、英梨々、詩羽、恵の4人がゲームでのお風呂遭遇イベントについて、ビデオ通話をしていた夜。夏コミでの出来事からモチベーションの上がっている英梨々と、自分の新作小説以上に熱を込めてゲームシナリオに取り組む詩羽、ネット上でもステルス能力を発揮する恵だったが、時刻はいつの間にか0時半に。本日のネット会議は解散して倫也は風呂へ向かうが、なぜかそこには下着だけを身に付けた従姉妹の美智留がいて…。「違うだろ! お前は悲鳴を上げて『な、何見てるのよこのスケベ〜!』って怒らなくちゃならない立場だろ!」
走り去る英梨々にただ立ち尽くすことしか出来なかった倫也。自室で目が覚めた倫也は、目の前にいる詩羽に驚きの声を上げる。恵からの連絡に詩羽はすぐさま駆けつけたのだった。ふたりに英梨々とのやりとりを説明するが、大人げないと指摘され、このことが原因で英梨々はクリエイターとして活動できなくなるかもしれないと言われてしまう。サークル崩壊の危機を乗り越えようと思案する倫也に恵が告げた。「安芸くんが…主人公じゃなくて、ヒロインになればいいんだよ」
キャラクターデザインの方向性を打ち合わせるため倫也の部屋を訪れた恵だったが、そこには夏コミ開始を翌日に控えて原稿を進める英梨々と手伝う倫也の姿があった。集中するふたりにサークルの打ち合わせはできないと感じた恵は、時間つぶしのためリトラプをプレイし始めたのだった。そして翌日、倫也の“弟子”出海が出展するサークルスペースへ倫也と恵がやってきた。感激で胸をぎゅうぎゅうと押し付け倫也に抱きつく出海に、恵は少しの感情も込めずに言う。「えっと…せっかく彼女と勘違いされてることだし『倫也から離れなさいよこの泥棒猫っ』とか言った方がいいかな?」
「ある春の日、俺は、運命と出逢った」 桜が舞い散る坂の上で、高校2年生の安芸倫也は白いワンピースの美少女に出会う。その出会いに運命を感じたオタク少年の倫也は、彼女をメーンヒロインにした「最強ギャルゲー」を制作する事を決意する。そこで、美術部のエースにして超有名同人作家の澤村・スペンサー・英梨々と、学園一の才女にして超人気ラノベ作家の霞ヶ丘詩羽に協力を仰ごうとする。そんな中、あの時の「美少女」が意外な人物だったことが判明する。