おんな酒場放浪記

東京・神保町「卯佐」を寺澤ひろみが訪問する。店主が卯年生まれということに由来する屋号の同店。有名な日本料理店で修業を積んだ店主が、魚介を中心とした和食メニューに腕を振るう。寺澤はお通しの「コハダの握り」を店主こだわりの日本酒とともに味わう。また、店主の包丁さばき、焼き加減や絶妙な揚げ方に魅了される。

• 河本邦弘
• 寺澤ひろみ

倉本康子が東京・渋谷「多古菊」を訪れる。「渋谷マークシティ」の裏手で40年営んでいる同店。元々はおでんの店として始めたが、現在ではバラエティー豊かなメニューが並んでいる。オーナーの主人は引退し、現在は主人の娘が２代目として店を切り盛りする。倉本はミャンマー出身の店員・ルインさん特製のチャーシューを味わう。

• 河本邦弘
• 倉本康子

倉本康子が東京・新宿「居酒屋あいうえお」を訪れる。1970年に初代マスターが脱サラして喫茶店をオープン。その後、時代の移り変わりに合わせて現在の居酒屋へと変化を遂げた。気さくなママと音楽好きの二代目が切り盛りする家族酒場はメニューが全て壁に貼ってある。倉本は昔からの看板メニューを注文し、酒とともに味わう。

• 河本邦弘
• 倉本康子

東京・田端「やきとり あおちゃん」を弓木春奈が紹介する。同店は「区内町御用達」として近所から多くの人々が通いつめている。店では厳選された３種類の地鶏を料理によって使い分けており、弓木は人気のメニュー「スタミナ焼き」を注文。また、ビールと酎ハイを“いいとこ取り”した店オリジナルの「ゴールドサワー」を堪能する。

• 河本邦弘
• 弓木春奈

弓木春奈が東京・東十条「たる鉄」を紹介する。同地の東十条商店街の反対側にある細い路地に出るとすぐ目に付く「鮮もつ」の提灯。同店では和食の修業をした主人によるこだわりの創作もつ料理を堪能することができる。毎日芝浦から仕入れる鮮度抜群のもつを低温調理で仕上げた「おまかせコース」を弓木が味わう。

• 河本邦弘
• 弓木春奈

千葉・船橋の西船橋駅の近くにある「百花亭」を寺澤ひろみが紹介する。毎夜満席のにぎわいをみせる同店の人気は、船橋の市場から仕入れる鮮魚。地元民に「魚が食べたければ百花亭」と言わしめるほどの店は、旬の素材を取り入れた創作料理も自慢。寺澤は“利酒師”のマスターにお薦めを聞きながら、料理を酒と一緒に味わう。

• 河本邦弘
• 寺澤ひろみ

• 河本邦弘
• 寺澤ひろみ

倉本康子が東京・湯島の「彩とう」を紹介する。創業から18年になる同店は、新鮮な山梨のブランド鶏を使った焼き鳥が名物の酒場。新橋で修業を積み独立した優しい人柄の大将と、女将の二人で切り盛りしている店で、倉本は生ビールとともに一本一本手間と時間をかけた焼き鳥を味わい、常連客たちとの会話も堪能する。

• 河本邦弘
• 倉本康子

東京・秋葉原の「俵や」を倉本康子が紹介する。二代目の大将が切り盛りする同店のカウンター席に腰掛けた倉本は、目の前に並べられた大皿料理の数々に驚く。そして煮物や串焼き、新鮮な野菜など、大将が手間と時間をかけて準備した料理を味わう。倉本はメニューに載っていない料理も堪能し、常連客との会話も楽しむ。

• 河本邦弘
• 倉本康子

東京・荻窪の「味平」を弓木春奈が紹介する。同店は和食の修業をした店主が始めて37年になる大衆日本料理店。一見入りづらそうに見える店内には、フレンドリーな店主が待っている。店のお薦めは、店主が常連客のために豊洲から仕入れている鮮魚の刺し身。弓木は新潟の銘酒とともに「マグロトロの中落ち」などを味わう。

• 河本邦弘
• 弓木春奈

東京・高円寺の「串焼き処 ディズ」を弓木春奈が紹介する。1999年に兄弟で始めた同店の店名は、二人が敬愛するジャズメンの愛称から名付けられた。元電器店を改装した広い店内は、若者や女性、常連客など、さまざまな客でとても賑わっている。弓木はバイスサワーを注文し、店お薦めの串焼きとともに堪能する。

• 河本邦弘
• 弓木春奈

埼玉・志木「三福」を寺澤ひろみが紹介。志木最古参の酒場である同店は、戦中の1942年から経営。店では浦和の卸売市場から仕入れる新鮮な食材を使った初代から変わらない味を提供し続けている。寺澤は元寿司職人のニ代目がさばく新鮮な魚介料理、研究熱心な三代目が開発する新メニューを酒とともに堪能する。

• 河本邦弘
• 寺澤ひろみ

寺澤ひろみが東京・荻窪の「荻窪 鳥よし」を紹介。寺澤は、“食鳥処理”の資格を持つ二代目店主が作る希少部位の串焼きや、揚げ物などさまざまな料理を堪能する。また、オリジナルドリンクやワインも味わう。さらに、締めには鳥の「モミジ」と呼ばれる部位から取ったスープを使用したラーメンを注文する。

• 河本邦弘
• 寺澤ひろみ

倉本康子が東京・狛江の「もも亭」を訪れる。若き大将が腕を振るう同店は、懐石料理店で修業を積んだ和食を基礎としながら、ダイニングバーで学んだ創作料理のテイストが加わっているのが特長。倉本は、注文した料理の見栄えだけでない丁寧な仕事ぶりとその味を堪能する。倉本は、大将や常連客と会話を弾ませる。

• 河本邦弘
• 倉本康子

東京・祖師ヶ谷大蔵駅近くの「つがる」を倉本康子が訪れる。青森・弘前出身の店主が1975年に創業した同店では、青森の郷土料理や東北地方の新鮮な食材を使った料理が食べられる。倉本は店先の品書きで見た「ほや」を酒とともに注文。さらに、倉本は青森の地酒も飲み進め、店主とおかみの仲むつまじさが生んだ郷土料理を味わう。

• 河本邦弘
• 倉本康子

弓木春奈が路地裏に店を構える東京・根津の「うさぎ」を紹介。開店から半世紀を迎えた同店は、ママ一人で切り盛りしている。しかし、ママの負担を少しでも減らそうと常連客がフォローをしながら店を営んでおり、その光景に弓木の心も温まる。また、場所柄、芸術大学などの先生や卒業生も集まるため、店では毎月音楽会を開いているという。

• 河本邦弘
• 弓木春奈

弓木春奈が東京・千駄木の「谷中 ときわ」を紹介。同店は、秋田出身の夫婦が浅草「ときわ食堂」からののれん分けで開業。そのため、元々は食堂だったが、1989年に改装し、居酒屋となった。ネタケースには、足立市場から仕入れた鮮魚や串焼きが並ぶ。座敷もあり、地元民が毎夜集まって盛り上がる店の雰囲気を堪能する。

• 河本邦弘
• 弓木春奈

寺澤ひろみが、東京・人形町「岩手屋」を紹介。岩手出身の初代が開いた同店は、孫娘にあたる三代目が板場に立って37年。初見の客も常連客も、分け隔てなく優しくもてなすおかみの笑顔に迎えられた寺澤は、酒場の雰囲気にすぐになじむ。品質を優先した食材選びや、その食材を惜しみなく使う姿に感心し、寺澤の箸が進む。

• 河本邦弘
• 寺澤ひろみ

東京・四谷三丁目の 酒場「羅無櫓(らむろ)」を寺澤ひろみが紹介。屋号の“羅無櫓”は、山の国・ネパールの「おいしい」という言葉に由来しており、店内にはたくさんの山道具が飾られている。寺澤は産地や調味料、食べ方に至るまで、マスターの思いやこだわりが詰まった料理を堪能し、山道具を使った料理も味わう。

• 河本邦弘
• 寺澤ひろみ

東京・錦糸町「す吾六」を弓木春奈が紹介。相撲部屋・宮城野部屋の後援会会長も務めるマスターが切り盛りする同店は、魚屋だった先代譲りの目利きで、毎日豊洲から仕入れる鮮魚が自慢の大衆酒場。多種多様な魚介料理で常連客の胃袋をわしづかみし、40年続けている。弓木も日本酒とともに料理を味わい心地良く酔う。

• 河本邦弘
• 弓木春奈