監獄学園のあらすじ
突然、花に覆いかぶされ唇を奪われたキヨシ。置かれた状況に困惑しながらも、花のチューに反撃の糸口を見つけ、一転攻勢に転じる。キヨシの予想外の反撃に花は激しく混乱し、気持ちの許容範囲を超え、放心してしまう。任務を遂行したキヨシは憔悴(しょうすい)しきった花に連れられ、独房へと戻るのだった。そしてついに迎える、退学当日。理事長室で人数分の退学願を前に、三度にわたる脱獄の事実関係を問いただされるキヨシたち。無言で立ち尽くす男子たちに、策はあるのか!?
DTO計画書入手に失敗し、退学が確実となったキヨシたち。その心は折れかけていたが、最後の希望に賭け理事長に嘆願書を渡すことを思いつく。最後の思いのたけを書き連ねた嘆願書を芽衣子に託し、運命の日を迎えることに。そしてその当日、無慈悲にも、退学決定の事実が告げられてしまう。理事長へ便りは届けられなかったのだ。ほどなく寮の荷物を整理するため、プリズンから寮へ連れていかれるキヨシたち。すると、彼らを意外な人物が待ちかまえていたのであった。
芽衣子からのお仕置がお預けとなり、廃人のようになってゆくアンドレ。それを見計らったかのように、芽衣子は「ご褒美」をちらつかせる。心身ともに我慢の限界に達していたアンドレは「ご褒美」欲しさに芽衣子に突進し、ついにはプリズンの外へと突破してしまう。一方、杏子と外出デートを重ねるシンゴ。途中、立ち寄った公園で小学生たちのケンカを仲裁すると、ふとしたきっかけで、これまでのキヨシへの態度のひどさに気がつき、反省する。そんなシンゴの純粋さに心打たれた杏子が語りはじめた、衝撃の真実とは…。
裏生徒会の進める恐ろしい計画「DTO」。その存在も知らずにおいしい食事で懐柔され、仲間の情報を流してしまうシンゴ。そんな中、裏生徒会の最初のターゲットとされたジョーは、ペットのアリをカラスから守るために暴力沙汰を起こしてしまい、裏生徒会のもくろみ通り懲罰房へと収監されてしまう。一方、ジョーをかばって負傷したキヨシは花に連れられ保健室へ。そこで待ち受けていたのは「復讐(ふくしゅう)」の名を借りた、口に出すのもはばかられる行為であった…。