ドラゴンボール超のあらすじ
悟空とジレンの闘いは続いている。もはや武舞台で闘うのは2人のみであるにもかかわらず、次々に起こる大爆発。四方八方に広がる爆炎と爆風。「身勝手の極意」によって銀色に輝くまでに昇華した悟空は、スピード、パワーともにジレンを凌駕していた。このまま決着がつくかと思われたが、ジレンが静かに息を整え、精神を集中させ始めると、その気はどんどん上昇していく。ジレンの気合とともに赤いオーラが沸き立ち、それが炎の嵐のようになって周囲に渦巻く。ジレンはまだその力の全てを出し切ってはいなかったのだ!
辛うじて立っているベジータ。もう超サイヤ人に変異することもできない。しかし、その心だけは決して折れない。減らず口をたたき、ジレンに突進していくベジータ。その攻撃は簡単にガードされ、逆にカウンターを浴びてしまう。それでも愚直に前に出続ける。クリリンたちも悲痛な表情で見守る。何度も殴られ、突き飛ばされたベジータは、あわや武舞台の外へ落下しそうになるも、がれきに引っかかり宙吊りとなる。もうろうとした意識の中でベジータはブルマの声を聴く…。
悟空たちの敵はジレンただ1人となった。気を込めて堂々と立つジレンを中心に気の突風が荒れ狂う。そのすさまじさに圧倒される悟空たち。ベジータはジレンに向けて気弾を放つも、その攻撃はかき消され、逆に見えない無数の拳を受けてしまう。悟空は超サイヤ人ブルーに界王拳を上乗せした状態でジレンに飛び掛り攻め続けるもジレンには届かず、1歩後退させることすらかなわない。17号が隙をついてジレンの背後をとるも、ダメージを与えることはできない。見守るジレンの仲間たちでさえ、ジレンの圧倒的な強さに呆気にとられるばかりだった。