下町ロケット(阿部寛主演)のあらすじ一覧
新型人工弁“ガウディ”の完成を待つ聖人(庵原匠悟)の容体が芳しくないと知り、佃(阿部寛)らは一刻も早いガウディの臨床治験を目指す。そんな中、コアハートの耐久性に疑念を抱いていた中里(高橋光臣)は閲覧する。一方、佃もコアハートに関する実験データを目にし、データ偽装を疑い、検証に取り掛かる。
佃製作所は、試験結果がサヤマ製作所より上回っていたにもかかわらず不採用となる。一方、コアハートの臨床試験中に一人目の被験者の容体が急変し、死亡してしまう。遺族側は調査委員会を設けるよう求めるが貴船(世良公則)は断固拒否。そんな中、佃(阿部寛)の元にフリージャーナリストが訪ねてくる。
資金援助を打ち切ると宣告され、窮地に立たされたガウディ計画。そんな中、佃(阿部寛)は富山(新井浩文)から新型バルブシステムの燃焼試験日を前倒しにしてほしいと依頼される。椎名(小泉孝太郎)率いるサヤマ製作所が帝国重工と共同開発をもくろんでいると察した佃は、財前(吉川晃司)にある相談をする。
佃(阿部寛)は、元製作所社員・真野(山崎育三郎)から心臓外科医・一村(今田耕司)らを紹介される。心臓手術用の人工弁の開発に打ち込んでいる一村が佃製作所に協力を懇願。彼らの思いに応えるべく佃は新型人工弁開発「ガウディ計画」への参加を決意する。早速、佃はチームを立ち上げ、試作品の研究を始める。
佃製作所がロケットエンジン開発に成功して3年が経過。帝国重工はバルブの担当をコンペで決める方針に変更し、佃(阿部寛)はライバルとなるサヤマ製作所社長・椎名(小泉孝太郎)と初対面する。そんな中、佃の元に世界最小の人工心臓の製作依頼が舞い込むが、試作品は却下されサヤマ製作所に受注が流れる。
佃製作所が帝国重工へ部品供給するためのテストは燃焼試験を残すのみとなる。財前(吉川晃司)は佃(阿部寛)に協力的だが、最後の壁は藤間社長(杉良太郎)の説得だと明かす。そんな中、燃焼試験でバルブに問題が発生。富山(新井浩文)は3日で問題が解決しない場合、佃に実験費用を負担するよう要求する。
帝国重工の財前(吉川晃司)は佃製作所からの部品供給を決定。だが、特許買収を諦めていない会社側は、財前の部下・富山(新井浩文)を使い佃(阿部寛)に部品供給のための厳重なテストを仕向ける。あら探しをされた従業員たちは落ち込むが、殿村(立川談春)の発言によって“佃品質”の自信を取り戻していく。
ナカシマ工業との裁判の結果、佃製作所に56億円の和解金が支払われることになった。佃(阿部寛)は帝国重工の財前(吉川晃司)にロケットエンジンの特許売却を促されるが、「部品供給で手を打ってほしい」と逆に提案。佃の提案に佃製作所は騒然とした雰囲気になる。そこで打開策を考えた佃は、財前を工場に招く。
帝国重工が開発したロケットエンジンの新システムを佃製作所が先に特許出願していたと知り、財前(吉川晃司)は佃(阿部寛)に激怒。佃は帝国重工の宇宙航空部から恨まれているとも知らず、ナカシマ工業との訴訟に追われる。そして、財前が佃製作所を訪れ「特許を20億円で売ってほしい」と持ち掛けてくる。
宇宙科学開発機構の研究者としてロケット事業に取り組んでいた航平(阿部寛)は、7年前の打ち上げ失敗の責任を取って退職し、父親が遺した佃製作所を継ぐことに。経営難が続く会社に対し、得意先から取引の中止、銀行にも融資の打ち切りを告げられ、倒産の危機に直面する。そんな中、特許侵害で訴えられてしまう。