灰と幻想のグリムガルのあらすじ一覧
狩場をサイリン鉱山に移したハルヒロたちは、そこに生息するコボルドと相対する。ゴブリンとの戦いを経て成長した彼らにとって、低層のコボルドは難しい敵ではなかった。パーティはメリイの言葉を頼りに、慎重に鉱山の中を歩み進めてく。順調ともいえる狩りの最中、ハルヒロはリーダーとして、ランタの粗暴にも見える立ち振る舞いをこのまま許してよいのかと徐々に違和感を抱き始める。そしてオルタナの町に戻った夜、ランタを中庭に呼び出し…。
メリイのかたくなな態度の謎を解くため、以前彼女と同じパーティでともに戦っていたハヤシから話を聞いたハルヒロたち。ハヤシの口から語られたメリイの過去は、あまりにもつらく、重たいものだった。秘密は明らかになったものの、今後彼女とどのように向き合っていくのか、答えの出せない一同。翌日、いつも通りゴブリン狩りに向かったハルヒロは、現状を打破するため、メリイに向かって語り始めた。自分たちのパーティの話を…。
新たに仲間になったメリイとの見えない距離を縮めようとする5人だったが、相変わらずまともなコミュニケーションをとることができない。せめて戦闘時の行動くらいは相談できるようにならないかと、機会を見つけてはメリイに話しかけるハルヒロ。しかし、彼女の反応はかたくなまま。戦闘を終え、シェリーの酒場に集うハルヒロたちの前に現れたメリイは、声をかけることもなく一人カウンターへと腰を掛ける。そして、そのメリイに話しかける人物が現れ…。
突然訪れた、仲間との別れ…その衝撃に、ハルヒロたちは打ちのめされていた。悲しみを受け止めきれない5人。ハルヒロはどうしたらいいかわからず、あらためて彼の存在の大きさを実感していた。やり場のない思いを胸に、かつてマナトが情報収集に訪れていた酒場へと足を運ぶハルヒロとランタとモグゾー。そこでグリムガルでともに目覚めた同期のキッカワと再会する。そして、空気を読まないキッカワは、ずけずけとある提案をしてきて…