グレーテルのかまど

日本最古の長編文学である「源氏物語」に登場する菓子・つばきもちを紹介する。平安時代の貴族・光源氏を主人公に、宮廷での恋愛模様を描いた「源氏物語」の物語の中盤、蹴鞠に興じた若者たちが食べるのが“つばきもち”。作者の紫式部がこの場面で描いた、光源氏の心模様に迫る。また、瀬戸康史がつばきもち作りに挑む。

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最果タヒが番組のために詩を書き下ろし、スイーツの魅力を詩の言葉とともに味わう。「最果さんの大ファン」という吉岡里帆が、最果の詩の魅力を語り、その作品を朗読する。また、瀬戸康史がチョコレートの魅力を詰め込んだパフェを作る。カカオ分の違う二つのチョコレートを使い、細工の技にも挑戦する。

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漫画家・一条ゆかりが愛するナポレオン・パイの魅力に迫る。クリームを軽いパイ生地で挟み、イチゴをのせたナポレオン・パイ。「このために無理な連載も引き受けた」という一条が、ナポレオン・パイを通して読者に伝えたかった思いをひもとく。また、瀬戸康史がパイやクリーム作りに奮闘する。

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ロシア帝国史上“最強の女帝”と呼ばれたエカチェリーナ2世のお気に入りだったという、レバシを紹介。ベリーなどの果実を煮詰め、薄い板状に伸ばしたレバシは、ロシアの伝統的なお菓子で、エカチェリーナ2世が愛を告げる際に相手に送ったといわれている。また、瀬戸康史がレバシ作りに挑む。

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詩人で小説家の室生犀星が愛したようかんを紹介する。夜の隅田川をようかんに例えた詩で、小説家の芥川龍之介を感服させた逸話が残る犀星。石川・金沢で生まれすぐに養子へと出され、寂しい幼少期を経て、文学者となった。そんな犀星を支えたようかんに迫る。また、瀬戸康史がようかん作りに挑戦する。

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日本の女性学をけん引する、社会学者の上野千鶴子氏の思い出の味である焼きリンゴを紹介する。上野氏は、リンゴの季節になると幼い頃に食べた焼きリンゴを作ると言い「焼きリンゴ作りが母の供養」だと語る。上野氏の焼きリンゴにまつわる思いをひもとく。また、瀬戸康史が焼きリンゴ作りに挑戦。

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• 上野千鶴子

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イタリアのクリスマスには欠かせない“黄金のパン”のパンドーロを紹介する。八つの角がある星のような愛らしい形のパンで、最大の特徴はバターと卵をたっぷり加え、何度も発酵を繰り返して生まれるフワフワの生地だという。そこで、瀬戸康史が家庭でも作れるオリジナルの“黄金のパン”作りに挑戦する。

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ナチスによるユダヤ人迫害から逃れる日々を記録した「アンネの日記」の著者アンネ・フランクが愛したフルーツタルトを紹介する。また「アンネの日記」に大きな影響を受け、その足跡をたどるためオランダを訪れた芥川賞作家の小川洋子がアンネの思いをひもとく。ほか、瀬戸康史がイチゴが入ったタルトを作る。

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東北の山で、じさまと5歳の豆太の暮らしを描く絵本「モチモチの木」に登場するとち餅の大福を紹介する。手間をかけてあくを抜いたとちの実で作り、絵本では「ホッペタがおっこちるほどうまい」と描かれるとち餅。とちの実を、おいしく食べるために長く伝えられてきた暮らしの知恵に迫る。また、瀬戸康史がとち餅の大福作りに挑戦する。

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南フランスのプロヴァンス地方で愛され続ける、アーモンドとフルーツの砂糖漬けを練り上げた生地を型で抜き、白いアイシングで飾った菓子・カリソンの魅力に迫る。プロヴァンスの王が、結婚式で花嫁に送ったという言い伝えのあるカリソンの400年以上続いている祭や、新しい素材を取り入れて新作のカリソンを開発する菓子店などを紹介する。

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ヘンリー8世が愛したといわれている濃厚なチーズのクリームを詰めたパイ”メイズ・オブ・オナー”を紹介する。おいしさのあまり、王はそのレシピを封印、作り方を知る女官を幽閉したなどさまざまな逸話が残る。パイにまつわるヘンリー8世の恋の話などをひもとく。また、瀬戸康史が伝説のレシピからサクサクのパイ作りに挑戦する。

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• 林家正蔵

作家の角野栄子が、物語に登場する不思議なスイーツを生む発想の源を紹介する。おばけや魔女を主人公に、数多くの作品を生み出してきた角野が、魔女を探してルーマニアを訪れる。「誰でもひとつは魔法がある」という、角野さんの物語の世界に迫る。また、角野からのリクエストに瀬戸康史が応えるべく、“毒リンゴ”のスイーツ作りに挑戦する。

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明治の実業家にして近代三茶人の一人である原三渓が、伝説的な茶会で振る舞った茶巾絞りを紹介する。跡継ぎとして期待していた長男が急逝した直後の茶会では、旬には早いサツマイモで作った茶巾絞りが出された。三渓が込めた思いや、人柄をひもとく。また、瀬戸康史がサツマイモの茶巾絞り作りに挑戦する。

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世界で始めてエベレスト登頂を果たした女性、田部井淳子さんが登山の際に持ち歩いたというようかんを紹介する。ようかんは田部井さんにとって極限の環境の中での非常食であり、癒やしでもあったという。田部井さんの家族がようかんにまつわる思い出を語る。また、瀬戸康史が柿の形をしたようかん作りに挑戦する。

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菓子パンの定番・メロンパンを紹介する。二つの生地を組み合わせる、日本の職人の知恵と技のたまものであるメロンパンだが、西日本では、ラグビーボールの形で、中に白あんをつめたものも存在する。西日本の地域の誇りがつまったメロンパンで、地域活性化を狙う取り組みも紹介する。また、瀬戸康史がメロンパン作りに挑戦し、生地を重ねてくるりと丸める、職人の技に挑む。

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スウェーデンの国民的スイーツ、プリンセスケーキを紹介する。20世紀に、国民から人気を集めていた3人のスウェーデン王女が由来のプリンセスケーキが、今もなお愛され続ける秘密に迫る。瀬戸康史が、ふわふわとしたスポンジと薄緑色のマジパンが特徴のプリンセスケーキ作りに挑戦する。瀬戸は、マジパンのバラの花作りに奮闘する。

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横浜で生まれたスイーツのプリン・ア・ラ・モードの誕生の秘密に迫る。昭和世代には、デパートの食堂やフルーツパーラーで楽しむ少しぜいたくなスイーツで、戦後の物のない時代にあるホテルの厨房で苦心の末に生み出された。瀬戸康史がプリン・ア・ラ・モードをプリンから手作りし、フルーツの飾り切りにも挑戦する。

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