ろんぐらいだぁす!のあらすじ
亜美たち5人は、一泊二日の自転車旅行で「しまなみ海道」を訪れる。名コースならではの絶景とグルメを満喫しながら、泊まりがけのサイクリングに求められるノウハウを体験する亜美。そして、雛子や弥生、紗希たちの目標が、「PBP」(パリ〜ブレスト〜パリ)というブルベの最高峰に参加することだと知り、異国を走る壮大なロングライドに思いをはせる。しまなみ海道を走りきった亜美は、「これからも自転車で走っていきたい、どこまでも、みんなと一緒に」という自分の強い気持ちに、あらためて気付くのだった。
弥生の提案でナイトライドを体験することになった亜美。江の島あたりまで走る(距離約30km)と思っていた亜美は、夜通しかけて伊東まで走る(距離約100km)と知って驚く。ためらう亜美だったが、走り終わった後の温泉や朝の海鮮丼の素晴らしさを弥生に教えられるとモチベーションアップ。ライトや反射ベストなどナイトライドに必要な装備も貸してもらい、意気揚々と走りだす。月光に照らされる海原の美しさ、ライトなど装備の大切さ、そして、暁を迎えた伊東で見た光景…。自転車に乗って初めての経験を重ねる亜美は、自分の世界がまた広がったことを実感する。
「あづみのオータムライド」も終盤。制限時間をオーバーすると、「足切り」にされて完走できないことを知った亜美は激しく焦る。しかし、雛子と弥生、紗希は一向に動じず、先頭交代を繰り返す集団走行によって大幅にペースアップ。仲間が風よけになってくれることで、亜美も未体験のハイスピードで走ることができ、どんどんゴールが近づく。しかし、最後の最後で登り坂と向かい風が待ち受け、がっくりとペースダウン。自分のペースでは間に合わないと考えた亜美は、「先に行って下さい」と仲間に告げる。完走を諦めかけた亜美だったが…。
距離160kmを走るサイクルイベント、「あづみのオータムライド」に参加したチームフォルトゥーナの5人。しかし、亜美だけ出走のタイミングが別れてしまう。ペース配分を忘れて必死に仲間との合流を目指す亜美。なんとか追いつくものの、体力を激しく消耗してしまう。そんな亜美を救ったのが、エイドステーション。地元ならではの食材を生かした補給食の数々が、身も心も癒してくれる。しかし、グルメを楽しむことに夢中のチームフォルトゥーナには、刻一刻と制限時間が迫り、次第に完走が怪しくなるのだった。
雛子と弥生の提案で、距離160kmを走るサイクルイベント「あづみのオータムライド」に参加することを決めた亜美。その練習を兼ねて、まずは距離100kmのサイクリングを体験。仲間に励まされ、見守られながら、亜美はサイクリストとして確実に成長していく。イベントの舞台は信州。弥生の運転で現地に向かった亜美たち4人は、前泊する宿で紗季とも合流。岩風呂、夕食…合宿気分で夜を過ごし、ついにイベント当日を迎えたチームフォルトゥーナ。5人みんなで完走することを目標に、160kmの旅が始まる。