べっぴんさんのあらすじ一覧
すみれ(芳根京子)は、ゆり(蓮佛美沙子)と潔(高良健吾)の披露宴に出席し、祖母・トク子(中村玉緒)から、五十八(生瀬勝久)の昔話を聞く。五十八がはな(菅野美穂)と苦労しながら財を築いたことを知り、すみれは、五十八の“家”への思いに共感。そして、五十八から言われた縁談を、相手も確認しないまま承諾する。
1942(昭和17)年。女学校に通うすみれ(芳根京子)は、友人の多田良子(百田夏菜子)、田坂君枝(土村芳)と3人で手芸倶楽部を結成していた。そんなある日、すみれは幼なじみの潔(高良健吾)に召集令状が届いたことを知り、自分の秘めていた恋心に気がつく。しかし、姉のゆり(蓮佛美沙子)も潔に好意を寄せていた。
すみれ(渡邉このみ)は、余命いくばくもないまま一日だけ退院してきた母・はな(菅野美穂)と最後の時間を過ごす。すみれは、はなが娘たちのことを思って作った刺しゅうを見て感動する。そして、はなに将来何になりたいかを聞かれたすみれは、「思いを伝えられるような“べっぴん”を作れる人になる」と約束する。
すみれ(渡邉このみ)の外出を知って激怒した父・五十八(生瀬勝久)は、麻田(市村正親)や潔(大八木凱斗)らを責め立てる。すみれは勇気を振り絞って五十八に立ち向かう。すみれの思いを知った五十八は全てを許す。後日、入院中の母・はな(菅野美穂)に会いに行ったすみれは、何度も作り直した刺しゅうを手渡す。
刺しゅうがうまくなりたいすみれ(渡邉このみ)は、屋敷に出入りする靴職人の麻田(市村正親)から、靴が針と糸を使って作られていることを知る。作りが気になったすみれは、父・五十八(生瀬勝久)の靴をバラバラにしてしまう。さらに靴作りが見たくなったすみれは、幼なじみの潔(大八木凱斗)と麻田の店へ向かう。
1934(昭和9)年。すみれ(渡邉このみ)は、繊維会社を営む父の五十八(生瀬勝久)、姉のゆり(内田彩花)と一緒に神戸の洋館で暮らしていた。ある日、すみれは入院中の母・はな(菅野美穂)にあげようと、初めて刺しゅうに取り組む。すみれの刺しゅうは完成するが、それを見た家族の言葉に傷つき、母に渡せずにいた。