TRICKSTER-江戸川乱歩「少年探偵団」より-のあらすじ一覧
夢に出てきた場所を探す小林と井上。そこに花崎とひでちゃんも加わり、小林の夢の謎を解明しようと協力を申し出る。すると、イチョウ並木を見た小林の記憶がフラッシュバック。赴くままに駆けた先には、一軒の廃墟が。その頃、警察では緊急事態が起きていた。服役していた偽二十面相を脱獄させる明智が監視カメラに捕らえられたのだ。警察は明智が真の二十面相ではないかと考えるが、信じられない宮西は独自で真相を探っていく。
銃撃を受けて、激痛に襲われる小林。いつも彼を守っている“もや”が消えてしまったのか? 現場に駆け付けた明智の推測に、井上はハッとする。小林はいま生きたがっているのでは…。瀕死(ひんし)の小林を前に動揺する花崎。明智は小林を助ける方法として「死にたいって思わせてやることだ」と助言するも、「生きたいと思わせちまったのはお前だ」と突き放す。そして、自分で何とかしろと言い放ち、次いで衝撃的なせりふを口にする。
ル・ワッカでの事件は解決、怪人二十面相も逮捕されて世間は平穏を取り戻したかのように思えた。だが、事件の渦中にいた花崎は精神的に不安定となり、少年探偵団の輪へ再び入っていくことを躊躇(ちゅうちょ)していた。一方、井上たちは宮西刑事から依頼を受ける。有名人の盗撮写真をリンチショットと呼ばれるウェブサイトに無断で上げている者を捕まえてほしいというのだ。井上たちは調査を開始するが、小林は花崎のことが気がかりだった。
二十面相に銃を突き付けられながらも、明智との会話に心が揺れ動いた花崎は涙する。そこに探偵団が到着。井上と勝田は警備ロボを制して人質の従業員を助けようと協力する。野呂と大友も暴走する警備ロボを止めるために奮闘。小林は感じたことのない衝動に駆られて花崎の元へ走り出す。しかし、全て計算済みだった二十面相はあらかじめ洗脳していた従業員に井上たちを襲わせる。そして、花崎を殺せば彼らの洗脳を解くと明智に決断を迫る。
一芝居うった花崎は、明智と探偵団に自分が誘拐されたと思い込ませることに成功。そうとも知らない明智は花崎を助け出そうと一人で事務所を飛び出す。場所も見当がついているらしい。残された小林たちだったが、ふらっと現れた大友のヒントによって居場所を特定する。花崎は《ル・ワッカ》にいた。彼は二十面相の指示のもと、警備ロボを操って建物内を占拠しようとしていた。そこに明智が登場。警備ロボと壮絶な銃撃戦を繰り広げる。
明智たちと口論になり事務所を飛び出した花崎は二十面相に監禁され、とある映像を見せつけられる。まずは、一命を取り留めたが入院中の晴彦。次に、探偵団が臓器売買事件の犯人を捕まえたことにより臓器を提供してもらえずに娘を失った夫妻。今度は、総合施設《ル・ワッカ》のオープンを祝して記者会見を行う花崎の父親。そして、花崎不在のまま事件を解決する探偵団と明智。それらの映像と二十面相の言葉が、花崎の心を深くえぐる。
花崎は「一緒に暮らそう」と晴彦に言われ困惑する。が、五十鈴は三十億円を用意すれば強行突入と住民の排除を許す警察に交渉していた。彼女は住民と金を引き換えに、自分だけ逃げるつもりだった。そこへ、中村刑事からの依頼で明智と少年探偵団が到着。警備システムをダウンさせるため、小林は銃弾の雨をもろともせずに団地へ突入し、発電施設を破壊した。花崎が明智を呼んだと勘違いした晴彦は激昂(げっこう)。銃を花崎に向けるが…。
明智は事件の疲れを癒すために健康ランドでくつろいでいた。TVからは警備ロボ事件、臓器売買事件、地下水路誘拐事件のニュースが流れ、その騒動を収めた警察の協力者、すなわち明智のことをうわさしていた。そこへ現れた中村刑事に、二十面相との因縁を問い詰められる。明智はひょうひょうとかわしながらも二十面相との出会い、幼少のトラウマを思い返す。そのころ、花崎は父親に呼び出される。彼もまた、複雑な過去を背負っていた。
























