ザ・ノンフィクションの放送内容一覧
大阪・西成の小さな公園で歌い続ける51歳の歌手・坂田佳子さんに密着する前編。彼女は3年前、アルコール依存症による問題行動で数々の店を出入り禁止になり、夫からも「別れてほしい」と告げられ、西成にたどり着いた。その後、公園で歌い始めるとSNSで話題に。2022年秋、末期がんと宣告された女性が彼女の歌に聞き入っていた。
未婚の母になることを決意したサキさんに密着する後編。安定期に入った彼女は、自らのカフェを維持するため、そして、生まれてくる赤ちゃんとの生活のため、夜の東京・銀座で働き始める。しかし、カフェは問題が山積みで、さらに、一人暮らしの部屋は単身者用のため、出産前に部屋を出なければならなかった。
夜は東京・歌舞伎町のキャバクラ嬢、昼はカフェの経営者として働く女性に密着する前編。コロナ禍でカフェの経営が悪化し、サキさんはキャバクラで働き始めるが、その直後、妊娠していることが判明。1カ月前に別れた相手の男性からは出産を反対されるが、子宮頸がんを経験している彼女は一人で産むことを決める。
2022年春、日光さる軍団の一員となった新入社員たちに密着する後編。2023年1月、年末年始の興業を無事に終えた新人たちは、2月に行われる新人発表会に向けて練習に励む。そんな中、一人で興業もこなせるほどに成長していた中村さんが突然姿を消す。さらに、SNSで拡散された動画によって、新人発表会は中止に追い込まれてしまう。
2022年春、「日光さる軍団」で社会人としての一歩を踏み出した若者たちに密着する前編。師匠と弟子というスタイルから、週休2日のシフト制という会社組織になった日光さる軍団は、経営が危ぶまれる中で新入社員の大量採用を実施。新入社員たちは、サルの世話や先輩を手伝いながら“新人総見”に向けて厳しい稽古に励む。
タクシードライバーをしながら芸能界での成功を夢見る二人に密着。5年前に上京した中島由依子さんは、グラビアや女優の活動は鳴かず飛ばず。30代後半に差し掛かる年齢も、重い現実としてのしかかっていた。一方、声優になる夢を追う仲田泰浩さんは、レッスン費と生活費を運転手の収入で賄っていたが、ある日、職場から姿を消す。
ある決断を迫られた国際結婚の夫婦に密着。都内のシェアハウスで出会い、5年前に結婚した北海道出身の祐介さんと、台湾出身の詠心さん。異国で働く難しさを感じていた詠心さんは、「子供が欲しい。子供を育てるなら家族のいる台湾に帰りたい」と祐介さんに告げるが、彼は「子供は欲しくない」という思いを抱いていた。
2019年12月に横浜で保護された記憶喪失の男性の、本当の自分を取り戻すための日々に密着。男性は、冬の夜、横浜駅前の石畳の上で目を覚ますと、全ての記憶がなくなっていた。医師から、心に受けた大きなショックが原因の解離性健忘症と診断された男性は、自分は何者なのか、本当の自分を探しながら日々を送る。
東京・浅草の「東京力車」で、人力車の俥夫として働く女性たちに密着する後編。研修生の指導担当を務める大学4年生の俥夫・ミイさんは、大学卒業後もアルバイトとして人力車を続けるという進路を両親に伝える。しかし、目指す夢や具体的な目標がないまま“アルバイト”の状態を続けることに、両親は反対する。
東京・浅草で人力車の俥夫を目指す女性たちに密着する前編。2022年12月、女性俥夫の人数が浅草一の「東京力車」では、20歳の研修生が初めての卒業試験に挑んでいた。そんな研修生の指導を務めるのは、かつて卒業試験に落ち続けた大学4年生のミイさん。念願の俥夫になった彼女だが、大学卒業後の進路に悩んでいると明かす。
2022年春、名門・一橋大学を卒業し、スナックのママになった千里さんに密着。大学の友人たちが大手企業に就職していく中、彼女は親の反対を押し切り、東京・国立で23年続く小さなスナックの経営を引き継いだ。彼女は、店の全面リニューアルに踏み切り、世代を超えたコミュニティーの場を作るため、一人奮闘する。
家具製作会社「秋山木工」で“でっち奉公”をする、入社6年目の二人に密着する後編。入社4年目の弟弟子が退社し、でっちは同期二人だけに。秋山利輝社長は、これまでのやり方は時代に合わないのかと、制度の改革を決断する。さらに、でっちの二人は、5カ月後に、職人昇格を認める“修了式”を行うことを告げられる。
家具職人を目指し、家具製作会社「秋山木工」で“でっち奉公”をする二人の6年間に密着。2022年春、新入社員が入らず、残っているでっちは3人に。その中の二人、2017年入社の加藤さんと内藤さんは、5年の修業期間を終えたが、「職人としての技術や人間性も足りない」と、社長が二人の職人昇格に“待った”をかけていた。
一流の料理人を目指し上京した3人の若者たちに密着する後編。上京2年目で同期のらいちさんが「レストラン大宮」を去り、残された2人の心は大きく揺れ始める。当初の夢だった料理人ではなく接客のスペシャリストを目指すちはるさんは、料理の仕込みや開店準備などに時間をとられることに疑問を抱き始めていた。
一流の料理人を目指して上京し、東京・浅草の人気洋食店で働く若者たちに密着する前編。2021年春、洋食店「レストラン大宮」で3人の若者が修業を始めた。1年目の試練を無事に乗り越え、大宮勝雄シェフが期待を寄せていた彼らだったが、2年目を迎え、仕事も任されるようになった3人の心の中は大きく揺れ動いていた。
東京・新宿二丁目で53年続く深夜食堂を営む夫婦に密着する後編。77歳になった夫婦は、客が引けた店内で二人の今後を語り合う。夫の加地さんは、いくつかの持病を抱える妻・りっちゃんの身体について不安を感じ、2024年夏に店の賃貸契約が更新を迎えるため、そのタイミングで店を辞めようかと考え始めていた。
53年続く東京・新宿二丁目の深夜食堂に密着する前編。LGBTQの人々が集うこの街にたどり着いた者たちが、癒やしを求めて「クイン」にやって来る。多くの客の目的は、77歳の名物ママに会うこと、そしてママの夫が作る安くて温かな家庭料理だ。ある夜、店を訪れた女性も、涙ながらに親との関係を打ち明ける。
戦火のウクライナから日本へたどり着いた家族に密着する後編。子供たちが日本での生活に慣れていく中、母・マーヤさんは、故国に帰らなければならない理由を抱えていた。それは、今は亡き夫の母が面倒を見てくれている、障害のある兄の存在だった。マーヤさんは、周囲の猛反対を押し切って一時帰国を決断する。
戦火のウクライナから日本へたどり着いた家族に密着する前編。2022年5月、東京・東新宿の都営住宅で、ウクライナ人の母親と6歳と4歳の子供たちが暮らし始めた。日本語が分からない中、子供たちが日本での生活になじんでいく一方で、母・マーヤさんは、どうしても故国に帰らなければならない理由を抱えていた。