Re:CREATORSのあらすじ一覧
自分の罪に向き合い、シマザキセツナを救えなかったことを悔やむ颯太は、アルタイルを止めることを決意する。通常の被造物とは異なる存在のアルタイルを倒すため、対策を練るメテオラたち。しかし、派生作品の数だけ能力の広がりを見せるアルタイルに対し、設定の範疇(はんちゅう)を超えた力を持つことができない。そこでメテオラたちは、設定を改変した上で、観客に承認させる作戦を思いつくのだが…。
大けがを負ったセレジアとメテオラ、板額を失った弥勒寺。アルタイルらと対峙(たいじ)するが彼女たちは満身創痍の状態だった。戦いを招いた責任を感じふさぎこんでいた颯太は、鹿屋に励まされ、全てを明かすことを決意する。みんなが集まる場で、真実を打ち明ける颯太。そこで語られたのは、アルタイルの創造主であるシマザキセツナとの出会いと、すでに彼女が亡くなっているという現実だった。
弥勒寺はアリステリアを引きつけるものの、真鑒に妨害され、さらには彼女の“言葉無限欺”に翻弄(ほんろう)されてしまう。一方、メテオラの救援に駆け付けたセレジアは弥勒寺に代わってアリステリアと対峙(たいじ)する。しかし、戦いに割って入ったアルタイルによってセレジアは武器を失い、さらにアリステリアの槍に貫かれてしまう。瀕死(ひんし)のセレジアを前に、松原は再び彼女の設定の改変を試みる…。
アルタイルとの戦いで致命傷を負ったまみかは真鑒に遺言を残し、アリステリアの腕の中でその命を散らす。しかしまみかの最期の言葉は真鑒によって歪められ、アリステリアの怒りはメテオラへと向けられる。さらに真鑒は颯太へまみかの死を告げると、「まみかを殺したのはキミだ」と、彼の心へ追い討ちをかける。颯太を救いにきた弥勒寺とメテオラは真鑒に敵意を向けるが、そこへアリステリアも現れて…。
軍服の姫君の正体は、ソーシャルゲーム“悠久大戦メガロスフィア”のシロツメクサという登場人物の二次創作から生まれたキャラクター・アルタイルだった。彼女は多くのファンに承認されることで原作から分岐し、アルタイルという個としてその存在を確固たるものとしていた。颯太はメテオラたちに、アルタイルの正体を言い出すことが出来ず、煩悶(はんもん)する。その一方で、颯太からアルタイルの話を聞いたまみかは、世界を救うマジカルスレイヤーとしてアルタイルと対峙(たいじ)する。
新たな被造物の現界を察知したメテオラたち。しかし、現場に被造物の姿はなく、惨殺死体だけが残っていた。一方、メテオラたちと同じく被造物を味方に引き入れるため行動していたまみかとアリステリアは“夜窓鬼録”の築城院真鑒と出会う。彼女を仲間に誘うまみかだったが、アリステリアは真鑒から血の匂いが漂っているのを感じ取る。そこへ真鑒を追ってきたセレジアたちが駆けつけ、両者は激突するのだった。
脚本家の中乃鐘昌明から連絡を受け、彼の自宅を訪ねる松原たち。そこには“無限神機モノマギア”の主人公、鹿屋瑠偉の姿があった。一行が今後の相談をしていると、突如自衛隊の襲撃を受け、被造物が出現する現象の調査と対策を行っている特別事態対策会議の場へと連れてこられる。この会議で統括調整官を務めている菊地原亜希と話をつけたメテオラたちは、「大崩潰」を阻止するため、現実にやってきた被造物への接触と彼らの創造主の保護、そして軍服の姫君とその創造主の捜索に乗り出す。
世界の法則から逸脱した能力を持つ「物語世界の住人」=被造物が現実に干渉し続けることで、現実世界の滅ぶ「大崩潰」が起きると仮説を立てるメテオラ。自身が登場するゲームを通じて、創造主が作品だけでなくゲームを遊ぶ人々も愛していると感じた彼女は、創造主が愛した人々を守るため「大崩潰」を阻止することを決意する。一方、軍服の姫君の側に付いた“緋色のアリステリア”の主人公であるアリステリア・フェブラリィは、自身の創造主を捕まえるのだが…。
漫画“閉鎖区underground -dark night-”の弥勒寺優夜の介入によって窮地を脱したセレジアたち。軍服の姫君が語る「創造主による物語の改変」に興味を示さない弥勒寺は、セレジアたちの邪魔をするつもりはない告げると、姿を消す。その後、松原の家に集まった颯太たちは、“精霊機想曲フォーゲルシュバリエ”のイラストレーターであるまりねも交え、「セレジアの設定の改変」を試みる。