鬼灯の冷徹 第弐期のあらすじ一覧
人ゴミでにぎわう現世のオフィス街。雑踏の中では、地獄アイドルのマキとミキの二人が「まきみきのあちこちレポート」の収録を行っていた。鬼だとバレないように現世の服を着た二人、さっそく現世日本を守るビジネス戦士にインタビューしようと、横を通り過ぎようとしたサラリーマンを捕まえ勤め先を聞くが、返って来た答えは意外にも「地獄」。勤め先が地獄って?!? そういえばこの顔どこかで見た様な???
小さな頃から悪ガキで有名な歌がある。15で不良と呼ばれたその歌詞を、ギターがわりに箒を掻き鳴らして無邪気に歌うシロ。15の夜といい人間の15歳には何かあるのかと柿助が不思議がり、トガる時期の象徴ではないかとルリオは推察する。そんな三匹をよそに、仕事のかたわら閻魔大王がサボらないよう威嚇する鬼灯をふと見たシロは、好奇心のおもむくままに質問する。「鬼灯様も15のころトガってた?」
昔も昔、大昔。神代の現世では、山神ツートップの一人、サクヤ姫が天孫ニニギノミコトの子を身ごもるが「ほんとに俺の子?」と疑われてキレていた。時を同じくして地獄では、幼い鬼灯が友人の烏頭と蓬に自作のマジックを見せようとして失敗。納得いかずに、理屈ではうまくいくからと蓬を実験台にしようとしていたが、マジックにまったく興味のない烏頭があることを思い付く。そうだ、現世に行こう!
古代の中国では、麒麟(きりん)・鳳凰(ほうおう)・霊亀(れいき)・応龍(おうりゅう)を四瑞とし、優れた王の治世に現れるという伝説を持つ神獣・白澤などを合わせて瑞獣と呼んでいた。為政者たちは彼らをめでたい吉兆の印として敬っていたという。それからウン千年がたち、所変わって現在。白澤の経営するうさぎ漢方極楽満月の店内では、麒麟・鳳凰・白澤が互いに「じじい」「じじい」と言いあう姿を、冷や汗まじりの桃太郎が見守っていた。
地獄アイドル、ピーチ・マキと、同じ事務所の売れないアイドルのミキは『鬼卒道士チャイニーズエンジェル』で共演…正確に言えば、ストーカーをぶっとばしたのをきっかけに、ユニット「まきみき」を組み大ブレイク! 歌にテレビにと忙しい日々を送っていたが、一日獄卒の仕事で閻魔庁に行くことになる。二人を待ち受けていたのは勿論、第一補佐官の鬼灯。さて、二人が体験する一日獄卒の仕事とは?
閻魔殿の書類棚を整理していた唐瓜と茄子。うっかり落としてしまった大層古い巻物には、十王の名前と、代々の第一補佐官たちの名前が書かれていた。閻魔大王の第一補佐官は鬼灯。しかし、そこには二代目と書かれている。鬼灯が初代補佐官と思っていた唐瓜たちは驚くものの、鬼灯の生い立ちのほうが気になってくる。鬼灯に子供の頃はあったのか? 補佐官になったのはいつなのか? 今、鬼灯の秘密に迫る!























