ブラッククローバーのあらすじ一覧
【最終回】ナハトの使った“禁術”により、これまでアスタに“力”を与えてきた悪魔が姿を現した。“悪魔の力”を使いこなすためにはこの悪魔と戦って勝ち、屈服させる必要があるが、突然アスタが突拍子もない提案をし…!? その頃、ユノやノエルたちもまた、漆黒の三極性(ダークトライアド)への雪辱を誓い、さらなる力を手に入れようとしていた。連れ去られたヤミ団長たちを取り戻し、世界を“悪魔”の脅威から守るために!! 新たな戦いが今、始まる――!!
ハート王国での戦いのさなか、ヴァニカの“呪符魔法”で起きた大爆発に巻き込まれ気を失ったノエルたち。次に目覚めたのは、ハート王国よりさらに奥地の強魔地帯にある“エルフ族”の暮らす場所だった。ノエルたちはそこで思い掛けない者たちとの再会を果たす。一方、悪魔つきのナハトから“悪魔の力”の使い方を教わることにしたアスタだが、その方法とは、“禁術”を使う危険なものだった。“悪魔の力”を使いこなし、漆黒の三極性(ダークトライアド)を倒してヤミ団長たちを救出するため、なんとしても越えねばならない試練に、アスタが挑む!
“冥府の門”を開く儀式“クリフォト降臨の儀”を行うためにスペード王国へと連れ去られたヤミ団長とヴァンジャンス団長。居ても立ってもいられずけがを押して一人で救出に向かおうとするアスタだが、そこに“悪魔つき”の謎の魔道士、ナハト・ファウストが現れ、“悪魔の力”の使い方を教えてくれると言う。一方、今回の事態を重く見たクローバー王国では緊急の魔法騎士団団長会議が開かれ、壊滅状態に追い込まれた“金色の夜明け”団の“副団長”として、ユノは並々ならぬ決意を心に秘め会議に臨んでいた。
アスタとヤミ団長の“限界を超えた”戦いが始まった! お互いに傷だらけでありながら、ダンテに対し、息の合った連携攻撃を仕掛けてゆくアスタとヤミ団長。激しい攻防に必死で食らい付くアスタだったが、ヤミ団長の信頼に応えるには自身の実力が足りていないと感じる。今よりもさらに限界を超えるために、自らの体に宿る“悪魔の力”を含めた全てを出し尽くす決意を固めたアスタは…!?
ヴァニカとその部下たちとの死闘が続くハート王国。一方、“黒の暴牛”団のアジトでも、ヤミ団長とダンテの戦いが続いていた。圧倒的な力を持つダンテに追い詰められながらも、より強力な魔法を発動させ、大きなダメージを与えることに成功するヤミ団長。だが、自らを“不死身”だと豪語するダンテの体は、どれほどのダメージを受けようとも再生してしまう。それを受けてヤミ団長は…!?
ロロペチカの元にヴァニカが現れた。これまでの特訓で魔法のレベルを上げることに成功していたノエルとミモザは、襲撃に備えてロロペチカが練った作戦に従い、共にこれを迎え撃つ。しかし最上位の悪魔であるメギキュラの力を宿すヴァニカには、普通の魔法攻撃だけで対抗するのは難しい。果たして彼女たちは、自らの欲望のために平気で他人を踏みつけにするヴァニカを倒し、大切な“友”を、この世界で暮らす全ての者たちを守ることができるのか!?
漆黒の三極性(ダークトライアド)のダンテと激闘を繰り広げていたヤミ団長。その一撃が、ついにダンテを捉える。だがダンテは恐るべき自己再生能力によってすぐに復活してしまう。さらには、この世界を壊す計画について語り始め、“黒の暴牛”団を震撼させる。一方ハート王国では、王国最強の精霊守をもしのぐ敵を前に、援護に向かったレオポルドやチャーミーらもまた苦戦。驚異的な力を持つ敵に追い詰められてゆく。
アジトに乗り込んできたダンテとの戦いでゴーシュが重傷を負い、動揺したアスタの“悪魔の力”が暴走。我を忘れ、すさまじい力でダンテに襲い掛かる。だが、ダンテの力はそれをさらに上回り、ついには地面に倒れ伏すアスタ。そこに、フィンラルと共に帰還したヤミ団長が、団員たちを傷つけたダンテへの怒りもあらわに戦いを挑む。一方、ヴァニカとその部下の襲撃を受けたハート王国では、王国最強戦力の精霊守たちが立ち向かっていたが、ヴァニカから“悪魔の力”を授けられた敵はあまりにも手ごわく…!?
ハート王国で過ごす中、一度 “黒の暴牛”団のアジトに帰ることにしたアスタ。ところが、そこに突如、漆黒の三極性(ダークトライアド)の一人、ダンテ・ゾグラティスが現れ攻撃を開始。仲間と共に迎え撃つアスタだが、同じ“悪魔憑き”でありながら、アスタの力をはるかにしのぐ力を持つダンテに苦戦を強いられる。同じ頃、悪魔“メギキュラ”の力を宿した漆黒の三極性のヴァニカ・ゾグラティスが部下を従えハート王国に侵攻。自分に呪いを掛けた宿敵の出現に焦るロロペチカだが…!?
“金色の夜明け”団の危機にユノが急ぎ駆け付けた。だが本拠地は破壊され、多くの団員たちが瀕死(ひんし)の状態で横たわっていた。この惨状に怒りを爆発させるユノ。一方、クラウスらまだ戦える団員たちも諦めることなく果敢に敵に挑み続けていたが、強大過ぎる魔力を持つ相手になすすべもない。さらには、「漆黒の三極性(ダークトライアド)」と呼ばれ、最上位の“悪魔”の力を宿すスペード王国の魔道士、ゼノン・ゾグラティスがユノや仲間たちの前に現れる。
赤ん坊の頃、アスタとユノはクローバー王国最果てにあるハージ村の教会の前に捨てられていた。その一人、ユノの出生の秘密が明らかになる。一方その頃、“金色の夜明け”団の本拠地は、副団長・ユノが不在の中、突如現れたスペード王国の魔道士たちの襲撃を受けていた。応戦する団員たちだが、目当ての魔道士を捉え、自国に連れ帰ろうとする敵の力は圧倒的で、クローバー王国最強を誇るはずの“金色の夜明け”団は追い詰められていく。
ハート王国にやって来てアスタたちと共に精霊守の特訓を受けていた食いしん坊のチャーミーが、どういうわけか国中の食べ物を食い尽くさんばかりの事件(!?)を起こすようになった。そんなチャーミーを連れ戻そうと、アスタはチャーミーのいる森までやって来る。ところが精霊守との特訓で力を付けたチャーミーの魔法はすさまじく――!? 一方その頃、シスター・リリーから連絡があったと聞いたユノは、故郷・ハージ村へと帰ってくる。そんなユノの前に現れたのは…!?
ダイヤモンド王国を制圧したスペード王国が、ついにクローバー王国とハート王国への侵攻を開始。強魔地帯を進む巨大移動要塞(ようさい)“カンデロ”では、スペード王国の兵士が民から強引に魔力を搾り取っていた。そこへ、精霊守との特訓の末、目を見張るほどの成長を遂げたアスタが現れる。一方、このタイミングでスペード王国の端の拠点を占拠しようというロロペチカの考えにより、ラックとレオポルドが現地に向かう。
ハート王国に来てから数カ月、アスタは魔力が全くないにも関わらず、精霊守との特訓によって驚くべきスピードでその力を伸ばしていた。数ある魔法の中でも「冥域」と呼ばれる不可解な力のひとつ“反(アンチ)魔法”を操るアスタは、悪魔を倒すためにどうしても必要な戦力。そんなアスタの今後の特訓の参考にと、ガジャからアスタ自身のことや5つ葉の魔導書(グリモワール)を手に入れた経緯などを聞きたいと言われ…?
アスタたちがハート王国での特訓に明け暮れていた頃、クローバー王国では、ヤミ団長がメレオレオナに実戦形式での特訓を申し込んでいた。早速、特訓を開始した二人だが、辺り一帯の“魔(マナ)”をも味方に付け支配する“マナゾーン”を使いこなすメレオレオナにはヤミ団長の攻撃もなかなか届かない。来るべき戦いに向け、誰もがより強くなる方法を模索する中、“悪魔の力”を利用し、他国への侵略を進める“スペード王国”の脅威はすぐそこまで迫っていた――。
いよいよハート王国での特訓が始まり、アスタたち、魔法騎士団団長会議で決まったメンバーに、自ら志願したマグナを加えた一行が、“雷”“土”“植物”“火”“風”の魔法属性を使う5人の精霊守と“水”の魔法属性を使うロロペチカから指導を受けることになった。もともと魔力のないアスタは、特訓によって魔力を強化することはできないため、ロロペチカの側近で“雷の精霊守”であるガジャとの手合わせから始めることに。自身を鍛え、さらなる力を手にするため、それぞれが特訓に励む。
“金色の夜明け”団のヴァンジャンス団長から、“副団長”として任務に復帰するよう求められるも、いまだに任務から遠ざかっているランギルスが、今回の特別戦功叙勲式で功績を認められ異例の早さでの昇級を告げられたユノに、突然手合わせを願い出た。驚く団員たちの前で、申し出を受けて立ったユノとランギルスの戦いが始まるが、互いに強力な魔法を駆使する二人の戦いはすさまじいものに。そんな中ユノは、ランギルスの戦い方に違和感を覚え…?
魔法騎士団団長会議と、国王同席での特別戦功叙勲式が行われることになり、魔法騎士団の全団長が王都に集まった。魔法騎士団団長会議では、ハート王国での精霊守との特訓に参加する団員が選ばれ、“黒の暴牛”団からは、アスタ、ネロ、ノエル、ラック、フィンラルが、“金色の夜明け”団からはミモザ、“紅蓮の獅子王”団からはレオポルド、“碧の野薔薇”団と“水色の幻鹿”団からは、団長であるシャーロットとリルの参加が決まる。続く特別戦功叙勲式では、これまでの功績からユノが異例の早さで昇級をするが…!?
魔法騎士団への入団を目指す者たちが集まる“魔法騎士団入団試験”が行われることになり、アスタやノエルたちはヤミ団長に連れられ見学にやって来た。魔力が少ない者に群がる“アンチドリ”に群れで追い回されるのも懐かしい(?)試験会場に着いたアスタは、希望とやる気に満ちた受験生たちの姿を目にし、自身の入団試験の日こと、入団後からこれまでに積み重ねてきたことを思い出し、決意も新たに、試験の様子を見守る。
ユリウスの発案により、魔法騎士団団長たちがチームを組み、団体戦を行うことになった。いまだに白夜の魔眼の事件が尾を引き、人々の間に不安と不満が残るクローバー王国で、魔法騎士団に人々を守る力と覚悟があることを示すために行われるもので、試合は王国中に実況中継される。部下である団員たちをはじめ、国中の人々が固唾(かたず)をのんで見つめる中、二つのチームに分かれた魔法騎士団団長たちが、互いのプライドを懸け激突する!