ブラッククローバーのあらすじ一覧
激闘が続く“クローバー城”に、封じられていた古の魔法空間“影の王宮(かげ の おうきゅう)”が出現。嫌な予感を覚えたヤミ団長は、ジャック団長とともに王宮に乗り込もうとするが、行く手をエルフの民に転生した魔法騎士団員に阻まれてしまう。そこにラデス、サリー、ヴァルトスの3人と手を組んだアスタら“黒の暴牛”団の仲間が駆けつける! 襲ってくる騎士団員たちを転生魔法から解放しようとするアスタたちだが、そんな中、エルフの民として転生した“珊瑚の孔雀”団の団長、ドロシー・アンズワースがついに目覚める。
ミモザ、キルシュ、エンの三人が、エルフの民から、ヴァーミリオン邸で暮らす人々を守り避難させていた頃、国王がいる王宮に、エルフの民に転生したランギルスが現れた。国王の命を狙い、魔法で広間を空間ごと抉り取りながら迫るランギルス。そのすさまじい魔法に誰も恐怖する中、フィンラルが、ふたりの魔法騎士団団長・ヤミとジャックとともに駆けつけた! 弟との実力差を痛感するフィンラルは、ヤミ団長とジャック団長をサポートしながらランギルスを追い詰めてゆくが、フィンラルの捨て身の策もランギルスには決定的なダメージを与えられず…。
兄であるノゼル団長やゾラとともに、生まれ育ったシルヴァ邸に駆けつけたノエルは、エルフの民・キヴンと戦うことになる。だがキヴンが放つ強大な魔力が邪魔をし、魔法をうまく使うことができない。それでも機転を利かせ、兄と連携しキヴンの魔法を封じるノエル。ところがそれもつかの間、ノゼル団長が瀕死の重傷を負ってしまう。追い詰められるノエルだが、魔法騎士団員としての誇りと自信、兄姉を守りたいという強い思いが、ノエルに新たな魔法を発動する力を与えることになる。
フィンラルを連れ、ヤミ団長がエルフの民たちが集結しつつある王族の居住地にやって来た。だが、魔法騎士団団長のヤミであっても、強大な魔力を持つ複数のエルフの民を相手に一人で戦うのは困難だと思われた。そこにジャック団長が現れる。フィンラルのサポートと息の合った攻撃で、次々とエルフの民たちを倒してゆくヤミ団長とジャック団長。だが、ライアや、よみがえった本物のエルフ族の長・リヒトがいる浮遊魔宮(ふゆうダンジョン)が王都にその姿を現し…。
“黒の暴牛”団のアジトに戻ったアスタたちが、アジトに残っていた“黒の暴牛”団の仲間たちと合流。ヘンリーが“組換魔法”で作り出した“黒の暴れ牛号”に乗って王都を目指す! 一方、ヴァンジャンス団長の人格が完全に消え去ったことで転生を完成させたエルフ族のパトリもまた、最も憎むべき人間の“王族”を滅ぼすべく王都へと向かっていた。そんな中、激しい憎悪によって死の淵からよみがえった者たちがいた――。
魔導書(グリモワール)から現れた新たな剣を手に、アスタがマグナたちの元に駆け付けた。マグナやバネッサと協力し、転生魔法からラックを解放しようとするアスタだが、今のラックには以前にも増して強い魔力があり、激しい反撃にあうことになる。それでも諦めず“元のラック”に戻そうとするアスタたち。果たして、アスタ、マグナ、バネッサは、その強い思いで、大切な仲間を取り戻すことができるのか!?
さらなる力をつけるため、バネッサに協力してもらい猛特訓に励んでいたマグナだが、そんな二人が異変に気付き、ある町へと急行する。そこで町を破壊し人々を攻撃していたのは、エルフの民に転生した“黒の暴牛”団の団員・ラックだった。何とかしてラックを止めようとするマグナとバネッサ。だが別人となったラックはマグナとバネッサをも攻撃する。おまけに運命を変えることができるバネッサの魔法“運命の赤い糸”は、無条件で“黒の暴牛”団の仲間を守ってしまうため、ラックに攻撃を当てることができず追い詰められる。
エルフの民へと転生した“紫苑の鯱(しおんのしゃち)”団の団員が使う“毒草魔法(どくそうまほう)”の毒に苦しむオルジや村人たち。何とかしてみんなを救いたいアスタとユノだが、魔法を解く方法が見つからない。そんな中、浮遊魔宮(ふゆうダンジョン)での戦いの最中、エルフ族の長・リヒトが床から引き抜いた剣がアスタの魔導書(グリモワール)から現れる。思わず手に取るアスタだが、剣には簡単には制御できないほどの強い力が宿っていた。驚き戸惑うアスタだったが、試しに剣をオルジに突き立てると――!?
エルフの民によって窮地に陥った故郷、ハージ村に、アスタとユノが帰ってきた。二人は浮遊魔宮(ふゆうダンジョン)から脱出したノゼル団長やノエルらと共に王都に向かう途中でハージ村の惨状を目にし、彼らの許しを得て故郷に立ち寄ったのだ。村人たちを守るため、強大な魔力を持つエルフの民に立ち向かうアスタとユノ。二人を育てた神父のオルジ・オーファイは、立派に成長して帰ってきたアスタとユノを誇らしげに見つめるが…。
転生魔法の影響を受けながらも、ユノが奇跡的に自我を取り戻した。そんなユノと共に戦うアスタだが、二人の前に、ついにエルフ族の長・リヒトが立ちはだかる! リヒトはアスタから奪った剣といつの間にか現れた剣を巧みに使い、アスタたちを翻弄(ほんろう)。苦戦を強いられつつも、必死で渾身(こんしん)の攻撃を放つアスタとユノだが…!? 一方、最果ての地にあるアスタとユノの故郷ハージ村にも転生したエルフの民が現れ、“人間”たちへの復讐(ふくしゅう)のため村人たちに襲い掛かる!
アスタは、突然現れたライアに捕まり、魔宮の深部に連れ戻されてしまった。そこには捕らえられたミモザだけでなく、“エルフの民”に転生したクラウス、ハモン、そしてユノがいた。今までとは別人格のクラウスとハモンは容赦なくアスタを攻撃。しかしなぜかユノだけは参戦もせずただ傍観するだけ。仲間を傷付けたくないアスタは反撃せず、「生きて、生き抜いて、オレは魔法帝になる!」と言い放つ。その言葉を聞いたユノに変化が…! 一方、彼らを静かに見守る者がいた。それは“白夜の魔眼の頭首・リヒト”そっくりのもう1人のリヒト――実は彼こそが“エルフ族の長”である“本物のリヒト”で…!?
“転生魔法”により“エルフの民”としてよみがえった王撰騎士団(ロイヤルナイツ)のメンバーたちに囲まれ、アスタやゾラを逃し、一人立ち向かうメレオレオナ団長。持ち前の気性の激しさと、周囲の“魔(マナ)”を味方につけ支配する“マナゾーン”を武器に猛攻を繰り広げる! 果たして“人間”を激しく憎む彼らに勝利することができるのか!? 一方、戦いの場から引き離されたアスタとゾラ。メレオレオナ団長の思いを察し、いったん、安全な場所に避難しようとするも、アスタはその決断に納得しきれない思いが…。
自分自身を「エルフの民」だと名乗る者による突然の攻撃により混乱に陥るクローバー王国。その異常事態は、“紅蓮の獅子王”団の本拠地でも起きていた。別人格に乗っ取られたランドール副団長が次々と団員たちを攻撃。その圧倒的な魔力に多くの団員が気力を失いかける中、闘志を失うことなく仲間たちを鼓舞するレオポルド。歴代の団長を務める偉大な兄姉の弟として、絶対に負けられない戦いにレオポルドが挑む!
“転生魔法”による異変は、浮遊魔宮で戦う王撰騎士団のメンバーにも起きていた。ノエルと共に戦っていたラックは、突然、強大で凶々(まがまが)しい魔力を放ちながら仲間たちに襲い掛かる。あまりの豹変ぶりにぼうぜんとするノエルたち。一方、転生魔法によってさらに魔力を増大させたライアに驚くアスタたちの前に、“水色の幻鹿”団のリル団長が現れる。彼はラック同様、別の何者かに人格を乗っ取られ、ひたすら強大な魔法で攻め立て防戦一方のアスタたち。「エルフの民」と名乗る彼らが秘める膨大な魔力と激しい憎悪を感じ取ったメレオレオナ団長は…。
王撰騎士団が白夜の魔眼殲滅(せんめつ)のため浮遊魔宮に乗り込んでいた頃、クローバー王国のあちこちで異変が起こっていた。アスタたちの故郷・ハージ村の外れにある魔人のドクロが輝きだしたり、国中の人々の中にも全身が光りだす者が現れる。それは奪った魔石と強力な魔力によってリヒトが発動させた“転生魔法”の仕業だった。ヤミ団長はその異変を調べようとした矢先、マルクスと医師オーヴェンが現れる。光り輝く二人は自らを「エルフの民」と名乗り、ヤミに今までよりはるかに巨大な魔力で攻撃を仕掛けてきた。そしてシャーロット団長も…。
遠い昔、クローバー王国には、高い魔力を持つ“エルフ族”が暮らしていた――。“四つ葉の魔導書”に選ばれたエルフ族のリヒトは、誰からも信頼される長として仲間たちとともに平和で穏やかな生活をしていた。そんなある日、彼らの村に、偶然“人間”の娘・テティアとその兄が現れる。兄はリヒト同様“四つ葉の魔導書”に選ばれた者で、エルフ族と人間が理解し合い、協力し合って暮らせる世界を目指していた。同じ理想を持つリヒトと兄妹は親しくなり、やがてテティアはリヒトの子どもを身ごもるが、そんな中、エルフ族の村を大きな悲劇が襲う――!
魔法帝の側近・マルクスから各魔法騎士団に伝えられた連絡を受け、援護のため、急ぎユリウスとリヒトが戦う場に駆け付けたヤミ団長。だがヤミ団長は、そこで信じられない光景を目にすることになる――! 一方、浮遊魔宮では王撰騎士団のメンバーが、クローバー王国の人々を護るための戦いを繰り広げていたが、メレオレオナ団長に追い詰められた三魔眼(サードアイ)のライアが、最後の手段“自爆魔法”を発動させようとしていた。それを察知し止めたアスタはライアにある言葉をぶつけるが…。
クローバー王国最強の魔道士、魔法帝・ユリウスと、白夜の魔眼の頭首・リヒトの戦いが始まった。特別な魔導書(グリモワール)に選ばれ、“時間魔法”を使いこなすユリウスが、“魔法帝”として、自分自身が歩んだ道を信じ、目指す未来のために激闘を繰り広げる! これに対し、高速で強力な“光魔法”を駆使するリヒト。だが、“時”を操り、少し先の未来を予測できるユリウスに決定的なダメージを与えることができず焦る。
クローバー王国とそこに住む人々を守るため、白夜の魔眼の殲滅(せんめつ)に向かった王撰騎士団(ロイヤルナイツ)の戦いに思いをはせていた魔法帝・ユリウスの前に、1人の人物が現れた。それはユリウスが昔からよく知る相手で、二人は懐かしい昔話をすることになる。一方、ヴァンジャンス団長から、選抜試験で副団長・ランギルスが、フィンラルに重傷を負わせたことを謝罪したいとの申し入れがあり、“金色の夜明け”団の本拠地にやって来たヤミ団長。しかし、いくら待ってもヴァンジャンス団長は現れず、イライラは頂点に!?
次々と現れる敵を相手に、圧倒的な強さを見せるメレオレオナ王撰騎士団(ロイヤルナイツ)団長と、“銀翼の大鷲”団のノゼル団長を筆頭に、魔宮(ダンジョン)奥にいる白夜の魔眼の頭首リヒトを倒すべく突き進む王撰騎士団(ロイヤルナイツ)のメンバー。そんな彼らを迎え撃つべく、“三魔眼”の最後の一人ライアが動き出す! メレオレオナ団長とともに行動していたアスタとゾラは、彼女の常識外れの強さに驚くばかりだが、そんな中、突然アスタが二人に増えた!? けげんに思うメレオレオナ団長だが、何を思ったか、いきなり二人のアスタを同時に攻撃し…!?