キャプテン翼のあらすじ
全国中学生サッカー大会決勝戦もいよいよ大詰め! 不死鳥のように何度もよみがえってきては立ちふさがる翼に、日向は圧倒されていた。――負ける。東邦が1点を追う形で迎えた最終局面にそんな言葉が頭をよぎるが、松山たちの声援、東邦イレブンの懸命なプレイに自分のサッカーをするしかないと、チーム一丸となって南葛ゴール前へ攻め込んだ! そして、繰り出したシュートは!? 南葛V3か東邦V1か…優勝旗は果たしてどちらの手に!?
決勝戦は延長戦にもつれ込んだ。左肩と左足にけがを抱えながらもピッチに立った翼は、ブラジルへの旅立ちを見据え、自身でV3のゴールを決めなければならないと気負っていた。体はボロボロになりながらも、サッカーの申し子と評される、ずば抜けたサッカーセンスで東邦陣地へ攻め込む翼! そこに待ち構える日向小次郎! 直接対決は、日向のスライディングタイガーショットのほうが早いように思えたが、そこに飛び込む人影があった…!?
翼が石崎からのパスを見事ダイビング・オーバーヘッドでゴールへ押し込んだ! 掲示板に灯る3対3の同点の文字。後半10分にして振り出しに戻った試合に、日向は責任を感じ、強引に南葛ゴールへ切り込んでいく! そこに巨漢のディフェンダー・高杉が立ちふさがった。弾き飛ばされた小次郎は、思わずカッとなり、高杉につかみかかる。騒然となる会場。一触即発の空気に審判が笛を吹いた! 審判が掲げたカードの色は…!?
足のけがの悪化で、いったんの退場を余儀なくされてしまった翼。再出場したいと痛み止めの注射を懇願するが、上条医師からは猛反対を受ける。そんな中、翼は拳を振るわせてつぶやく。「…夢…夢なんです…」。翼がこの試合に込めた想いとは…!? 一方、日向は翼のいない南葛であれば10点差をつけて勝つと、容赦なくタイガーショットを打ち込んでくる。これ以上得点されまいと、南葛メンバーも必死にゴール前へ飛び込み…!?
全国中学生サッカー大会決勝戦、前半15分。南葛に非常事態発生! 何と翼のドライブシュートが打てなくなってしまった! その一方で、東邦にも若島津のけがの再発という衝撃的事実が走る。若島津の負担を減らすためにも、攻めに徹するとほえる日向。東邦がチーム一丸となって勢いを増す中、さらに日向は翼をゴールに攻め込ませまいと一対一の勝負を挑む! キャプテン同士の直接対決、競り勝つのはどちらか!?