千銃士のあらすじ
激戦のあと、瀕死の傷をいやすアジトの貴銃士たち。そのときケインがアジトに帰還しもたらした情報は、「ミルラ」が帝都に運び込まれたというもの。カールの推論から、「ミルラ」はすでにマスターへと標準を定め、このアジトへと発射されているとわかる。着弾まであとわずかな時間しかなく、なにも打つ手がない絶望的な状況のなかでブラウン・ベスは――。
圧倒的な強さを誇る敵の貴銃士アインスにより、次々と傷つき倒れていく貴銃士たち。なかでも、レジスタンスの初期メンバーであったナポレオン、イエヤス、アレクサンドル、ホール、フルサトの5人はアインスの登場に激しく動揺する。怒りに我を忘れ無謀な攻撃を繰り返すナポレオンたち。そこにはブラウン・ベスたちの知らない過去のできごとがあった。一方、マスターの部屋の前にいたシャルルヴィルは…。
天才・カールのひらめきにより敵の標的がマスターにあることを見抜き、世界帝軍の軍勢をアジト周辺にて待ち伏せ、迎え撃つレジスタンス。絶対高貴になれる貴銃士が全員出撃し、敵の貴銃士ベルガー、エフに率いられた世界帝軍と総力戦を展開する。カールの作戦をもとにブラウン・ベスをはじめとする貴銃士たちが奮戦するなか、一発の銃声が響く。現れたのは…。
新たにカール、エンフィールドら4名の貴銃士が仲間に加わった。カールは冷静な判断能力と緻密な作戦立案能力を発揮し、アジトのメンバーを感嘆させる。一方でニコラ、ノエルがケインから受け取り持ち帰った情報は、かつて世界帝が大粛清に使用した新型兵器「ミルラ」が、ふたたび準備されているらしいというものだった。緊張が走るアジトで、カールは驚くべき提案をする。