ぐらんぶるのあらすじ
合宿も後半、PaBメンバーは宮古島へとやって来た。船で沖まで出て、いよいよ本格的なダイビング。…ライセンスを取得できなかった伊織を除き。深く潜った海の中はサンゴ礁が広がり、色とりどりの魚が泳ぎ回る。キラキラとした陽光が降り注ぐ中を、ウミガメが悠々と泳いでいく。幻想的な世界、まさに青春の1ページ…だが、それは夜のPaB式オトーリ(宮古島で行われる飲酒の風習)で地獄絵図へと変貌していく――。
「伊織君だけ不合格になっちゃうかも」…伊織は奈々華から不得意な部分を指摘されてしまった。一人だけライセンスが取れないと耕平と愛菜からバカにされる! なんとか二人にバレずに練習をしようとするが、思い浮かぶのは「夕飯時に毒殺」という物騒な案だけ。二人一組の夕飯作りで耕平や愛菜とのペアを回避し、千紗から練習に協力してくれる約束を取り付けた伊織だったが、そのやりとりがなぜかあらぬ誤解を生んでしまい…。
ついに沖縄へと降り立ったPaBメンバー。宿泊する立派な別荘に感嘆しつつ、さっそく着替えて海へ! と思いきや、別荘前だと野郎どもが全裸になってしまうので、人が集まるビーチへ移動し、バナナボートでバカ騒ぎ。ひとしきり遊んだ翌日は、本来の目的であるダイビング講習が待っている。しかし、バナナボートでの勝負に敗れ、奈々華と梓の部屋で寝ることになった伊織は、煩悩にまみれてしまって脳みそがバグっていた!?
友情(金銭)のため、またも合コンをセッティングする役目を負った伊織は、王様ゲームを口実に千紗から友達を紹介してもらおうとたくらんでいた。奈々華や梓も巻き込みつつ、それぞれの邪な思いを巡る攻防が始まる。そうまでしてお金が欲しい伊織だが、まだ合宿費用が足りない様子。しかしダイビングに必要なものはそろえなければならず、器材を買うためにショップへ行くのだが、初心者の伊織たちは知らないことばかりなのだった。
沖縄合宿にかかる個々の費用はアルバイトで稼がなければならない。しかし伊織も耕平も日雇いバイトの賃金は飲み代に消えてしまった。そんな中、寿は真面目にバイトをしているらしく、それもなんとバーテンダーだという。店での普段と違う寿の雰囲気に戸惑いつつも、マスターの厚意で伊織と耕平もバーテンダーを体験してみることに。しかしこのバカ二人にカクテルの作り方などわかるはずもなく、次々と危険な酒を生み出していく…。