プラネット・ウィズのあらすじ
テレパス部隊を囮に龍を亜空間へと封じる最後の作戦が決行された。人類と宇宙政府ネビュラ、そして助っ人であるキグルミ族宇宙船部隊の総力をかけ龍を押し込んだ結果、作戦は成功したかに見えた。しかし、龍は閉じようとしている亜空間の亀裂から脱出しようとしてきた。龍を押し返すために、宗也・先生・銀子が犠牲となり、龍と共に次元の向こうへと姿を消す。悲しみに暮れる一同。そして、宗矢、銀子、先生の3人は――
葉介を撃破した一週間後、太平洋沖の小島にて穏健派と封印派の決戦の火蓋は切って落とされた。穏健派の先生は超小型封印機の破壊、封印派の閣下は先生の完全敗北が勝利の条件だ。それぞれの目的と人類の未来を懸けて、彼らは舞台を宇宙にまで移し戦いを繰り広げる。かつてのグランドパラディンの面々も見守る中、息子・隆の仇討ちを胸に死闘に介入する竜造寺岳蔵。そして激しい戦いの結末はーーー。
自らの過去と仇である龍の存在を抱え、ますます塞ぎ込む宗矢。だが、のぞみは戦いの後も変わらず宗矢を気にし続けていた。一方、生身で封印装置のフィールドにさらされた紅華は、幸せな夢と共に眠りについていた。自分のすべてであった紅華の敗北に羊谷は、地球に持ち込まれた最後の封印装置を自身に取り込むことで、かつての仲間である虎居・美羽・晴海を破る。そして地球が封印装置の夢に包まれ、宗矢以外の全人類が眠りについてしまった。
紅華と葉介は、ネビュラ政府の封印派についた。閣下を信用させるために、自らの過去を語る紅華。彼女は人類が龍の力が無くともサイキックに目覚めつつある状況に気づき、その暴走を止めるべく封印派に属したのであった。封印装置であるネビュラウェポンを引き連れた紅華が街に迫るが、宗矢は戦う事を放棄。その姿を目の当たりにした虎居は、代わりに自分が戦う事を決意する。自身のサイキックの力で念動巨神装光を発動し、紅華の前に立ちはだかる。