ロード オブ ヴァーミリオン 紅蓮の王のあらすじ
殺し合い、滅びゆくのが英血の運命なのか?激しい死闘の末、敵も味方も次々と斃れ、遺されるのは墓標とも言うべき血晶のみ……。だが、生き残った者は世界の命運を賭けて戦い続けねばならない。計画を阻まれたグラマンは温存してきたチユを投入し、異世界へのゲートを強引に開こうと図る。父のグラマンと千尋との間で板挟みになった優羽莉の心は激しく揺れ、さらなる悲劇を呼び込んでしまう。
AVAL科学財団は都内に次々と人工要石を設置し、第二の大共鳴を引き起こそうとしていた!このままでは全都民がモンスターに変えられ、東京は地獄と化す!何としても阻止すべく、千尋たちはカーク鏑木のコンサートが行われるインフィニティシアターへと向かった。終焉を呼ぶ死神の旋律が響き渡る中、千尋たちとAVAL科学財団との総力戦が始まる。果たして第二の大共鳴を阻止できるのか!?
信じていた優羽莉に裏切られ、鎮護国禍にも見放された千尋。どんなに抗おうとも千尋が見る〝絶望の予知夢〟の通りに全ては進んでいく。それでもなお、必死に運命を変えようと足掻き続ける千尋。その姿に柿原はあらためて千尋の過去を確かめようとする。千尋は本当に自分の父親を殺したのか!?血塗られた悲劇に隠されていた真実とは!?そんな折、千尋は柿原が斃れるという予知夢を見てしまう。
運命に抗いたい。仲間が次々と斃れていく運命を救いたい。そう願った千尋は、混沌の手先である優羽莉と手を組む。さらにマリエや椿たち、鎮護国禍へも共闘を申し出た。東京を破壊することなく、英血たちが生き残るためには互いに協力し合うことが最善だと考えたのだ。だが、苛烈な運命はそんな甘い考えを許そうとせず、千尋を最悪の結末へと導くのであった……!