東京喰種トーキョーグール:re(最終章)のあらすじ一覧
竜とその落とし児の脅威に対抗するため、喰種の研究者・西野貴未(にしのきみ)らが場所を特定した竜の中心部に、“落とし児の毒”に耐性のある金木が向かうことに。そんな中、黒山羊の本部を和修家側近の武装集団“V(ヴィー)”が襲撃。月山習(ツキヤマシュウ)、西尾錦(ニシオニシキ)らが「CCG」と協力し応戦するが、Vと手を組むピエロが“秘密兵器”を投入し、さらなる激闘が繰り広げられる。一方、アヤトとともに調査に向かった金木は、ついに首謀者、旧多と対峙する―。
什造たちとの戦いの途中で意識が途絶えた金木が目覚めたのは、不思議な空間だった―。 金木はそこで、自分が数奇な運命を辿るきっかけを作った喰種、神代利世(カミシロ リゼ)と再会する。リゼは金木を「人殺し」と呼びあざ笑うが、そんなリゼに対し金木は自身の決意を語る。一方、“核”となっていた金木を失ったことにより、原形を留めることができず崩壊してゆく竜。だが、竜から産み出された不気味な“落とし児(おとしご)”たちが振りまく“毒”により、東京のあちこちで恐るべき現象が起こり始める。
大切なものを守るため、目の前に立ちふさがる什造やオッガイたちと戦う金木だが、激戦の中で深刻なダメージを受けてしまう。動くこともできず追い詰められた金木はある行動に出るが…!? そして― “東京”に、人間も喰種も見たことの無い巨大なバケモノ“竜(りゅう)”が誕生する! 竜の出現により街は破壊され多くの犠牲者が出る中、これまで謎の喰種“スケアクロウ”として成り行きを見守っていた金木の親友、永近英良(ながちか ひでよし)が、金木を救うため動き出す!
「CCG」で、大量誘拐犯の喰種集団“ロゼ”の捜査が始まった。だが組織的に訓練され、痕跡をほとんど残さない彼らを追い詰める有効な手立ては見つからない。捜査が遅々として進まない中、琲世は自分宛に届いた“マスク”からヒントを得て、ある策を思いつく。一方、先日のオークションで6月を狙ったカナエは、大きな喪失感から心を病んだ主、月山習(つきやま しゅう)の姿に心を痛めていた。そんなカナエに、月山の友人ホリチエが、彼を助けるための作戦を持ちかける。
オークション会場を狙った喰種掃討作戦と、同時進行していたCCGの移送車両の護衛作戦が終了した。捜査官にも喰種にも多数の死傷者が出る中、ハイセは“過去の自分”を知る喰種の少女、笛口雛実(フエグチ ヒナミ)の“所有権”を申し入れる。今回の作戦で働きを認められたクインクスは、同じく功績を認められたほかの捜査官たちとともにメンバー全員の昇進が決まり、ハイセは上司の暁や、親交のある特等捜査官、有馬貴将(ありま きしょう)を招いて、メンバーの昇進を祝うホームパーティを企画。だが、パーティ当日、ハイセの中にいるもうひとりの人格“カネキ ケン”を知る何者かから、“奇妙な贈り物”が届く。
最強の捜査官・有馬を失ったばかりか、トップである和修(わしゅう)一族を暗殺され混乱する〔CCG〕。そんな中、世間を騒がせていた“ピエロ”と呼ばれる喰種の集団が、各区の〔CCG〕支局を同時に襲撃する。これに対し、総議長・和修常吉(わしゅう つねよし)の遺言により新たな局長となった和修分家の旧多二福(ふるた にむら)は、「彼ら喰種が次に狙うのは本局である」と推測。各区の防衛はそのままに、本局を有馬にかわる最強の捜査官、鈴屋什造に守らせる作戦に出る。各区で戦いが繰り広げられる中、クインクス班を率いる瓜江は、因縁のある喰種、ドナート・ポルポラの姿を目にし……!?
流島から逃れた喰種と、有馬の命を受けて金木たちの逃走を手助けした元〔CCG〕の“0番隊”、平子丈(ひらこ たけ)たちが隠れ家に集まった。互いに敵対する立場だった喰種と0番隊は相容れないものがありながら、それぞれが信じるもののために手を組むことにし、“対・人間”の組織“黒山羊(ゴート)”を結成。金木が彼らをまとめるリーダー“隻眼の王(せきがん の おう)”となる。そして、やはり流島から逃れ、金木たちのもとに身を寄せていたアキラと亜門は、迷い悩んだ末に、自分自身の心に従うことにし……。
殉職したはずの同僚・滝澤と、上司だった亜門鋼太朗(あもん こうたろう)との思いもよらぬ再会を果たしたアキラ。だが、今の2人は“実験体”としてその体に赫包を移植された半喰種だった。驚き混乱するアキラ。そこに瓜江久生(うりえ くき)率いる “クインクス班”が到着した。クインクス班とは〔CCG〕が人工的に造り出した半喰種で組織されたチームであり、法寺・真戸班の援護のため、連携して滝澤たち“喰種”を追い詰めてゆく。一方、金木と有馬の戦いは激闘の末、有馬が捜査官人生で初めての敗北を喫する。有馬は金木にあることを託すが、それは金木がエトから託されたことと同じであった――。
流島の各地で〔CCG〕と“喰種”との死闘が続く中、喰種捜査官・阿原半兵衛(あばら はんべえ)は、敬愛する班長・鈴屋什造(すずや じゅうぞう)に恨みを持つ半喰種、安久黒奈(ヤスヒサ クロナ)と遭遇。高い戦闘力と強靭な肉体を持つクロナに完全に追い詰められていた。そこに現れたのは…? 一方、法寺項介(ほうじ こうすけ)と真戸暁(まど あきら)が率いる部隊の前に立ちふさがったのは、アオギリの樹の幹部、タタラだった。法寺との遺恨を晴らすべく、容赦ない攻撃を仕掛けてくるタタラ。そこに突如、“オウル”と呼ばれる元喰種捜査官の半喰種・滝澤政道(タキザワ セイドウ)が割って入り……!?
コクリアに収容された喰種の少女、笛口雛実(フエグチ ヒナミ)の“処分”が決まった。彼女のことを幼い頃から知る金木は、すべてを失う覚悟でヒナミを救い出す。同じ頃、アオギリの樹の構成員、霧嶋絢都(キリシマ アヤト)と万丈数壱(バンジョー カズイチ)率いる一団もまた、ヒナミを助けようとコクリアを急襲。だが、そんなアヤトたちの前に「死神」と呼ばれる〔CCG〕最強の捜査官、有馬貴将(ありま きしょう)が立ちふさがる。援護に現れたアヤトの姉、霧嶋董香(キリシマ トーカ)や叔父の四方蓮示(ヨモ レンジ)の力も及ばず追い詰められていく一同。そこに現れ、有馬に対峙したのは、かつて捜査官時代に彼を師と仰いだ金木だった――。
“ヒト”と変わらぬ姿をしながら“ヒト”の肉を喰らうことでしか生きられない存在、“喰種(グール)”――。喰種から人々を守るために組織された〔CCG〕(喰種対策局)で喰種捜査官として働く佐々木琲世(ささき はいせ)は、もとは“ヒト”でありながら、喰種が持つ特殊な内臓器官“赫包(かくほう)”を移植されたことで“半喰種(はんグール)”となった青年・金木研(カネキ ケン)であった。〔CCG〕が、喰種の一大組織“アオギリの樹”の本拠地が“流島(るしま)”にあることを突き止め、殲滅に乗り出す。激戦が繰り広げられる中、作家の高槻泉(たかつき せん)こと芳村(よしむら)エトは、記者会見を開き、自ら“喰種”であることを公表。以前からエトを追っていたカネキは捜査官として彼女を喰種収容施設“コクリア”へと連行するが、そこでエトから、あることを託される。























