約束のネバーランドのあらすじ一覧
【最終回】必ず迎えに来ると約束し、4歳以下の子どもたちを残していくことを決意したエマ。そして5歳以上の子どもたちは訓練の成果を発揮し、続々と崖を渡っていく。一方、イザベラは本部に通報し、脱獄を阻止しようとするが、崖の向こうにいるエマたちを目にし、ついに追うことを諦める。自分もかつてハウスで育った子どもであったイザベラは、遠ざかっていく子どもたちの背中を静かに見送るのだった――。脱獄が成功し、崖を渡ったエマたちは対岸の森を駆ける。自由を手にした喜びと、これから生きていくことへの決意を胸にしたエマが森を抜けると、そこには彼らを祝福するような朝陽が輝いていた。
諦めたふりをしながら、脱獄の準備を進めていたエマとレイ。レイは出荷前夜、用意していた道具で火事を起こし、その隙に逃げ出すことを提案するが、それはレイ自身を火の中に残すことまでも組み込んだ計画だった。しかしすんでのところでそれを阻止したエマは、レイの行動を予期していたノーマンからの手紙のこと、そしてハウスの子どもたちと進めてきた準備のことを明かすのだった。イザベラを出し抜き、炎に包まれるハウスを背に塀に向かうエマたち。脱獄は成功するのか――!
ノーマンの出荷を阻止するため、逃げたふりをしてハウスの敷地内に潜伏するよう提案するエマとレイ。自分が逃げることでエマたちの脱獄が失敗してしまうと拒否するノーマンだったが、二人の必死の説得を受け入れる。出荷当日である翌日、逃げるために塀へと向かったはずのノーマンだったが、計画に反して、夕方にはハウスに戻ってきてしまった。戻ってきたノーマンから明かされた真実に、エマとレイは驚愕(きょうがく)する。
イザベラに見送られたクローネは、グランマに彼女のミスを訴える。しかしグランマはそのことを全く意に介さず、クローネは鬼に殺されてしまう。その日の午後、エマとノーマンを塀の外の下見へと向かわせたレイは、偽の情報を流してイザベラの注意を引こうとするが、それに気付いていたイザベラはレイを部屋に閉じ込めてしまう。そしてエマとノーマンに対峙(たいじ)したイザベラは、ノーマンの出荷が明日に決まったことを告げるのだった――。
イザベラからママの座を奪いたいという目的とともに、ハウスの管理システムについてクローネから聞かされたエマたちは、彼女と手を組むことにする。その夜、情報収集のためクローネの部屋を訪れたエマとノーマンだったが、逆に発信器の場所や壊し方に気付いていたことを知られてしまう。子どもたちの脱獄計画を本部に訴えるための証拠として、発信器を壊す道具を探すクローネだったが、そんなクローネにイザベラは本部からの通達を突き付ける。
ウィリアム・ミネルヴァという人物から贈られた本には、モールス符号で子どもたちへのメッセージが隠されていた。ハウスの外に味方がいるかもしれないと希望を持つエマたち。一方、イザベラの隠し部屋への侵入に成功したドンとギルダは、エマたちのついたうそに気付いてしまう。今度こそ真実を語った彼らに怒りをぶつけるドンだったが、自らの無力さを嘆くその姿に、エマは兄弟を信じようと思い直す。しかし翌日、そのやりとりを見ていたクローネが手を組むことを持ち掛けてきて…?
グレイス=フィールドハウスは親の居ない子どもたちが住むところ。血のつながりはなくても、ママと38人の兄弟はささやかながら幸せな日々を送っている。11歳のエマ・ノーマン・レイはハウスの年長者であり、毎朝のテストでそろって満点をとる優秀さをほこる。ある夜、里親の元へ旅立つコニーを見送った子どもたちだが、忘れ物に気付いたエマとノーマンは近づくことが禁じられている門へ向かう。そこで二人は衝撃の真実を目撃する――。