モブサイコ100 IIのあらすじ一覧
調味市の上空に浮かぶ文化タワー。モブとボス・鈴木の、最後の決戦の幕が上がろうとしていた。思う存分、力を開放する喜びにのみ込まれそうになるモブ。そのとき彼に飛び込んできたのは、弟・律の姿だった。気を取り直し、再びボス・鈴木に立ち向かうモブだが、敵の力はあまりにも強大。説き伏せることを諦めたモブは、持てる力の全てを彼にぶつけようと試みる。壮絶な戦いの結末や、いかに?
3年前、暴走する超能力に悩む芹沢の前に現れたのは、ボス・鈴木統一郎その人だった。初めて出会った理解者に、信頼を寄せるようになる芹沢。しかしモブは言う。あなたは利用されているだけだ、と。「僕があなたの友達になる」。そう宣言するモブに対し、芹沢は…。一方、ショウを打ちのめしたボス・鈴木は、構成員に分け与えていたエネルギーを再びわが身に戻し、エネルギーの怪物と化そうとしていた。
自宅が炎に包まれ、焼け焦げた家族らしき姿を目にしたモブとエクボ。すぐに犯人の跡を追った彼らは、謎の組織「爪」の構成員たちを発見する。怒りに震え、あっという間に彼らを叩きのめしたモブ――その前に現れたのは、元「爪」第七支部の誇山と桜威だった。向かった隠れ家で、自分と同じく「爪」の構成員に襲われたテルや霊幻と顔を会わせるモブ。果たして「爪」は、何を企んでいるというのか?
モブは、肉体改造部や脳感電波部の仲間と過ごす時間に、これまでにない楽しさを感じていた。しかし、そんな楽しい時間に、霊幻からの呼び出しが水を差す。「いきなり呼び出すのはやめてほしい」というモブに対し、ついいつもの調子で高圧的に応じてしまう霊幻。ささいな行き違いから、2人の間に溝ができてしまう。モブ抜きで仕事をしなければならなくなった霊幻は、改めて自分自身を見つめ直す。
ホームページを開設した効果で、妙に繁盛している「霊とか相談所」。呪いをかけたいと話す中年男、霊につけ狙われていると話す女性…。彼らの相談を聞くうちに、モブの中でひとつの疑念が膨らみ始める。正体が悪霊か人間かで、どうして人はこんなにも対応が変わるのか? 悶々としているモブを横目に、霊幻のところにまた新たな依頼が。大学生グループが心霊スポットで撮影した写真に霊が映っていることが判明して…。
霊幻新隆が営む「霊とか相談所」にかかってきた、1本の電話。依頼主は、畑に現れた不気味な黒い影の正体を突き止めてほしいというのだが…。一方、モブが通う塩中学校では、生徒会長を務める神室がいきなりの辞任。新たな生徒会長を決めるための、選挙が開かれることに。モブを「人の上に立つ人間」に成長させようと、クラスメイトの米里はモブを焚きつけ、生徒会長に立候補させるのだが…。