軒轅剣 蒼き曜のあらすじ
建造中の征天を破壊しようとする反抗軍と、それを撃退しようとする太白帝国との決戦が行われる。事件のすべてを理解した皇帝・澄は、罪の意識にさいなまれていた。ショウは、澄への書簡を梨香に預けると、戦場からの避難を促す。パン夫人の失敗を知った蒙機関総帥は、自分の計画が明るみに出る前に作戦を実行に移す。そこは、互いの総力がぶつかり合う戦場。心を失って姉を憎む寧と、妹を救おうとする殷が出会う。そして刃が交わり―。
征天の主砲・黒火砲の試射を行う太白帝国。蒙機関総帥は、その成果に満足する。皇帝・澄も、ショウの功績を称えて褒美を与える。しかし澄は、皇帝の職務とは言え、愛するショウを幼馴染みたちと戦わせる事に心を傷めていた。1人悩んでいた澄だが、パン夫人の娘・涓(ケン)と遭遇する。一方で、黒火砲の試射を聞いて、征天の存在に気付く墨 衡。反抗軍は、征天に対抗する策を検討する。殷は、寧とショウに再会するため、戦場へ赴く決意をする。
黒火の鎧の戦闘力に沸く反抗軍は、太白帝国に打って出ようと計画を立てる。殷は、寧を救い出そうと決意する。一方、太白帝国では機関要塞・征天(セイテン)の建造が進められていた。寧の身柄を心配するショウは、皇帝・澄に許してもらうために征天の完成を急ぎ、奴隷たちと共に自ら重労働に参加する。しかし、寧は心を失ってしまっていた。澄も心に傷を負い、部屋で1人塞ぎ込んでいた。蒙機関総帥とパン夫人は、その好機を狙い―。
太白帝国との戦いに備えて、黒火の鎧を仕上げる墨 衡。殷も、完成した黒火の鎧を身につけて法術の練習をする。一方、太白帝国に捕らえられた寧と、反乱軍をかくまった罪で逮捕されたショウは、皇帝・澄と対面する。互いの想いがすれ違い交錯する。そして、寧とショウは思いも寄らない処分を受ける。その頃、ショウの失脚を望む蒙機関総帥は、皇帝の座を狙うパン夫人と接触していた。そして反乱軍の拠点に向けて討伐隊を差し向ける。
黒火の鎧の戦闘力に感銘を受けた反抗軍だったが、まだ鎧は未完成で問題があった。目覚めた殷は黒火の影響で、戦っていた時の記憶がなかったのだ。墨 衡は鎧を完成させるべく調整を始める。一方、太白帝国では蒙機関総帥が、突撃隊が全滅した責任で位を降級されていた。皇帝・澄とショウに怒りを向ける蒙機関総帥。その頃、ショウは黒火の研究に没頭していた。ショウが留守で寂しい寧は、女中の梨香(リコウ)に反発する。そこに謎の敵が現れる。