3D彼女 リアルガール 第2シーズンのあらすじ一覧
7年後。一時帰国していた色葉は、ロサンゼルスに帰って千夏と暮らすことを決意していた。記憶のない高校時代の荷物を整理していた色葉は、まだ思い出していない、とても大事なことがあるような気がする。その話を聞いた千夏は、とある場所へ色葉を連れ出した。やって来たのは筒井が勤める会社のビルだった。出てきた筒井は色葉に気付き駆け寄って抱き締めるが、色葉は筒井のことを思い出さなかった。元気で、と立ち去ろうとする筒井。色葉は筒井のカバンに付いているキーホルダーを見て、筒井を呼び止める。それは二人が海の近くの民宿に泊まった時に買った大仏のキーホルダーだった…。
色葉が学校に来なくなり生ける屍のようになっている筒井。学校内では色葉は海外に行ったことになっていた。大学受験もどうでもいいという筒井を見かねた伊東や高梨たちが励まそうとするが効果がない。筒井から話を聞いていた伊東は、高梨や石野に色葉の本当の事情を打ち明ける。高梨から話を聞いた筒井の弟・薫は、母・紀江にそのことを話した。紀江は、大変なのは色葉の方で落ち込んでいるのを色葉が喜ぶはずがないと筒井に喝を入れる。その一言に目を覚ました筒井は猛勉強を開始して大学受験を迎えた。合格発表の日、さすがに今年は合格できないだろうと思った伊東たちは筒井を元気づけようと発表会場にやって来るが…。
学校を抜け出して季節外れの海にやって来た筒井と色葉。夕方になり近くの民宿に泊まることにするが、高校生の二人は立て続けに民宿に断られてしまう。奥さんが家出中で休業していた民宿だけが筒井と色葉を泊めてくれることになった。翌朝、帰りの駅の売店で大仏のキーホルダーを見つけておそろいで買う色葉。しかし、帰宅した色葉を待ち構えていたのは朝帰りをしたことを責める千夏だった。千夏は、筒井のためにも、もう付き合うのはやめて離れてやるようにと言う。翌日、久々に伊東と一緒に下校する筒井は色葉がもうすぐいなくなってしまうことを伝える。それは今まで誰にも話していなかったことだった…。
連休中に高梨と石野が付き合うことになったと話を聞く筒井たち。何か話したそうな伊東も筒井に連休中の綾戸の家での出来事を報告する。翌日、中庭に集まり高梨と石野のお祝いをする一同の話題は卒業後の進路のことに。意外にもしっかり進路を考えている高梨や伊東。筒井は話が色葉のことに及ぶのを遮りつつも、色葉との時間が少なくなってきていることを感じる。周囲が受験勉強に焦りだしているのを見ながらも、色葉のことが気になる筒井。高梨に勉強を教えている筒井は、後悔したくないので残された時間でやるだけのことはやりたいという高梨の言葉を聞いて、ある決心をするのだった…。
母親が病院に運び込まれたと連絡を受けた高梨は病院に駆け付ける。母親は仕事中に脚立から落ちて脳振とうを起こしただけの軽傷だったが、3日間の入院が必要だという。妹・あんずのために夕食の買い物をしにスーパーへ向かう高梨は、途中で石野と出会う。高梨家の事情を聞いた石野は、友達なのだから自分を頼ってほしいと伝え、その日の夕食作りを手伝うことに。だが、夕食の準備をする石野と高梨は口ゲンカばかりしてしまう。あんずに誘われて一緒に夕食まで食べていくことになった石野は、次の連休に桜田と出かける予定だと話すと、高梨が行くなと言ってきて…!?
ある日、筒井は高梨に相談を持ち掛けている伊東を見掛ける。親友である自分に相談してくれない伊東が気になった筒井は、高梨に相談の内容を聞きに行ってしまう。高梨は、伊東の相談は筒井では役に立たないことだとだけ告げる。内情を聞きたいあまり、伊東に普通に接することができない筒井。その様子を不審に思った伊東は、筒井に心配をかけていたことを謝り、高梨に相談した心配事を告白する。伊東の心配事を聞いてちょっと安心した筒井だったが、色葉が次の連休に泊りがけで旅行に行きたいと言い出して…。
綾戸が同級生にからかわれているのを見掛けた石野は、思わず同級生に食ってかかるが、ケンカになりそうなところを高梨が止める。高梨は、ふてくされる石野をたしなめようとデートに誘う。ラーメン店に連れてこられ、「こんなのデートじゃない」と不満を漏らす石野に、高梨は一度、本当のデートをしてみようと提案。後日、水族館にやってきた石野と高梨は、高梨の妹・あんずが筒井の弟・薫とデートしているところに鉢合わせる。うそをついて出掛けたあんずに怒った高梨は、石野とのデートを中止してあんずを連れて帰ろうとする。しかしあんずは、薫の手を取って逃げ出してしまう。
中学までは、ごく普通にのびのびと暮らしていた綾戸。中学2年で少年マンガのサブキャラに初恋をしたことをきっかけに、2次元の世界にどっぷりハマった。しかし気がついたときには、仲が良かった友達も離れてしまい、綾戸はいつしか自分の殻にこもるようになってしまう。高校に入り、綾戸に声をかけその殻から優しく外に出してくれたのが、筒井や伊東たちだった。伊東からの告白を断ってしまってから、再び殻の中にこもりそうになった綾戸は、伊東を追いかけ勇気を出して自分の正直な気持をぶつけるが…。
母親との長万部行きは、絶対に避けたい筒井。色葉は、商店街のたこ焼き屋で筒井の父・充を見かけて、思わず挨拶をする。どうしたらいいのか困っているという充に、色葉は絆が簡単になくなってしまうとは思いたくないと答える。自分のせいで筒井家に迷惑をかけていると、謝罪に来た父の浮気相手(!?)のOL・河野から話を聞く筒井と色葉。河野は父・充に対して好意はあるものの、仕事の話を聞いてもらっていただけで、食事だけなら許されると思っていたという。最初からはっきりと充に断られていたにもかかわらず、河野のほうからしつこく食事に誘っていたのだと聞いて、思わず脱力してしまう筒井と色葉だったが…。
ファミレスで色葉と過ごしていた筒井は、ふと別のテーブルの不倫カップルが気になる。そこにいたのは若いOL風の女性と、一緒にいる筒井の父・充だった。普段は真面目で、仕事で研究している接着剤にしか興味がない父親の予想外の姿に驚いた筒井は、母親には黙っていようと決意する。翌朝、母・紀江から充が浮気をしていると告げられる筒井。泣き出す紀江に対して、充は「すまない」の一言で弁解もない。離婚届を用意した紀江は、息子2人のうちどちらかを連れて実家に帰ると言い出した。青ざめる筒井と弟・薫。紀江の実家は北海道の長万部だった…。
自分の失敗のせいで文化祭の準備が遅れてしまい、伊東と徹夜で準備をする筒井。もう間に合わないと諦めかけていたところに、石野を始めクラスメイトたちが手伝いにきてくれた。予想もしなかった大人数での作業に、筒井は青春を感じる。無事に準備も間に合い、文化祭が始まった。クラスの出し物のメイド喫茶で、綾戸にメイド姿を見られて恥ずかしがる伊東だったが、懸命に奔走する姿を褒められて元気を取り戻す。一方、総支配人としてクレーム対応をする筒井のところに、ミスコンに出場することになった色葉がやってくる。筒井は、自分がミスコンの審査委員長になったと色葉に告げるが…。
学校イチの美女・五十嵐色葉と期限付きでつきあうことになった、オタクでネクラの高校生・筒井光は、少ないながらも友だちもでき、いままでになくリア充っぽい日々を過ごしていた。文化祭も近づいてきたある日、筒井はくじ引きでクラスの文化祭実行委員に選ばれてしまう。綾戸も実行委員であることを聞いた伊東も、実行委員を引き受けることに。伊東は色葉とつきあうことで変わってきた筒井を見て、自分も変わらなくてはと感じ、綾戸に告白を決意する。一方、筒井のクラスではなかなか出し物が決まらず、石野が思いつきでメイド喫茶を提案してきて…。