デート・ア・ライブIIIのあらすじ
狂三を目撃した鳶一折紙は、反転体の精霊《デビル》と化し、狂三の分身体を切り裂く。だが、正気を取り戻した折紙にその記憶はない。無自覚な反転体──それが折紙に秘められた真実だった。両親が助かり、幸福な生活を送っているはずの折紙が、精霊化しており反転──―道理の通らぬ現実に戸惑う士道。だが相手が精霊、しかも長らく時間を共にした鳶一折紙ならば、すべきことはただ一つ。「デートして、デレさせる」のみ──。
狂三の機転にも助けられ、士道は決死の行動を経て折紙の両親を救った。そんな士道が過去から戻ると、そこは「折紙による破壊」があった翌日…平穏な佇まいを見せる街の様子から士道は「過去を変えた」ことを確信する。平凡な日常、精霊たちとの騒がしい日々──だが、そこに折紙の姿はなかった。来禅高校にもASTにも在籍しておらず、今の世界に満足を覚えるものの、一抹の寂しさも。そんな中、琴里から聞かされた話で、士道はこの世界を「知らない」ということを知ることに──。