キャロル&チューズデイのあらすじ一覧
アンジェラの前に現れたタオは、ずっと隠していたある秘密を語り始める。その頃、キャロルとチューズデイは楽曲「Mother」をついに完成させていた。大みそか当日、キャロル&チューズデイの始まりの場所・火星移民メモリアルホールに、火星中のさまざまなアーティストが極秘に集結してくる。そして、のちに火星の歴史に刻まれることとなる「奇跡の7分間」の幕が上がるのだった。
母・ダリアが亡くなり、精神的に追い詰められたアンジェラもマーズ・グラミーの舞台で倒れてしまう。一方、ヴァレリー大統領候補の掲げる表現規制に反対するスキップたちミュージシャンが次々と逮捕されていく。そんな中、キャロルとチューズデイは、ガス、ロディ、アーティガンたちに火星中のミュージシャンを誘い一つの歌を歌うことを提案し、それぞれが実現に向け奔走する。そして二人は、アンジェラにも参加してほしいと願うのだが…。
マーズ・グラミーでキャロル&チューズデイは、憧れのクリスタルと共演することになった。何を歌うべきか迷う彼女たちにクリスタルは、闇の中でも一筋の光となるような歌が必要だと語る。そこから新曲作りに悪戦苦闘する毎日が始まった。マーズ・グラミーの本番日は、キャロルの誕生日であるクリスマス。その日の朝、アンジェラはダリアが入院する病院にいた。いよいよ、マーズ・グラミーの幕が上がる。
タオが逮捕され、母ダリアも意識不明のまま、たった一人になったアンジェラは、さらに孤独を募らせていく。キャロルの誕生日でマーズ・グラミー本番であるクリスマスが近づく中、キャロルとチューズデイはアルバム完成に向けて最後の曲に頭を悩ませる。一方、ガスは本番に向けて特別ゲストとの共演を用意するために奔走する。そしてキャロルは、地球への強制送還が決まったアメルに思いを伝えるために会いに行く。
ウェザー・プラント・テロを境に、反地球移民を訴えるヴァレリー大統領候補の人気はさらに高まりを見せる。そんな中、キャロル&チューズデイとアンジェラはマーズ・グラミーの新人賞にノミネートされるが、シュバルツの依頼を断ったタオは突如、連邦検察局に身柄を拘束されてしまう。一方、キャロルはサイドニアフェスで出会ったラッパー・エゼキエルが、実は施設で一緒だった幼なじみのアメルではないかと思いコンタクトを試みる。
アンジェラが“ブラックナイト”を名乗るストーカーによって危険にさらされていたことを、ダリアがタオに打ち明ける。それを聞いたタオは、自ら犯人探しに乗り出すことを決意する。そんな中、アンジェラはアーティガンが出演するサイドニア・フェスに、シークレットゲストとして参加が決定する。キャロルとチューズデイも前回の雪辱を果たすべく準備を進めていた。いよいよ、それぞれのサイドニア・フェスの幕が上がる。
秋のサイドニアフェスに正式出演が決まったキャロル&チューズデイ。チューズデイは、ちゃんと母親ヴァレリーと向かい合おう決意を固め、ヴァレリーを取材する記者カイルと会うことを決める。悩みを優しく受け止めるカイルに徐々に引かれていくチューズデイ。そんな中、ウェザープラントが何者かによって爆破され、ヴァレリーの地球移民に対する強硬姿勢と相まって、世論を沸騰させていく…。
アーティガンはある朝、目覚めると破産していた…。AIマネージャーが預金を全て持ち逃げしたのだ。一文無しになり、自宅も差し押さえされたアーティガンは、ロディの家に転がり込む。すっかり自信を喪失したアーティガンは、自分は何者なのかと自問自答する。元気づけようと考えたロディは、ファーストアルバムを制作中のキャロルとチューズデイの元へ彼を連れて行く。そして、タオ、アンジェラも巻き込んだアーティガンの復活劇の幕が上がる。
ついに発売されたキャロル&チューズデイのデビュー曲。チャートでは初登場53位を記録し、ガスは「サウス・バイ・サウスウエスト」に出演することを決める。ライブへ向け、スタジオでの練習の帰り道で、キャロルがシンガーを目指すきっかけにもなった憧れのアーティスト・フローラと出会う。全盛期から変わり果てたフローラを前に、ガスは自分が昔、フローラのマネジメントをしていたことを二人に告げる。
広まっていくキャロル&チューズデイのデビュー曲「Army Of Two」。そこに孤高のリビングレジェンドとして知られるアーティスト・デズモンドから招待状が届く。ロディがセレクトしたデズモンドの曲を聞きながら夢を語り合う二人。そして、屋敷を訪れたキャロルとチューズデイは、デズモンドから自分たちが招かれた理由を聞く。その頃、大統領を目指すチューズデイの母、ヴァレリー・シモンズは、現大統領との討論会を行っていた。
ついに、伝説の音楽プロデューサー・トビーと出会う。あまりの衝撃に困惑するキャロル&チューズデイ。一方、順風満帆なアンジェラには、不穏な影が忍び寄る。そんな中、バイト中にヴァレリーの取材をする謎のジャーナリスト・カイルと出会い、困惑するチューズデイ。そして、先日出会ったダンに、再度助けられたキャロルは徐々に心を通わしていく。デビュー曲のレコーディングもスタートした二人は、果たして…。
マーズ・ブライテストが終わり、徐々に注目を集めるキャロル&チューズデイ。コインランドリーでヤンキーに絡まれているところを、見知らぬ男性・ダンに助けられる。一方その頃、優勝したアンジェラは記者会見で大勢の報道陣に囲まれ、メジャーデビュー曲を披露する。キャロルとチューズデイも、アンジェラと同様のブライテスト・レコーズの契約に臨むにあたって、ガスは2人に問い掛ける。「金と自由、どっちが大事だ?」。二人の答えは…。
マーズブライテストの決勝を前に、チューズデイは実家に連れ戻されてしまった。大統領選挙を前に、スキャンダルを避けたい母・ヴァレリーはチューズデイを部屋に閉じ込めてしまう。部屋の中で、キャロルとの出会いが、いかに大事なものだったかを振り返るチューズデイ。そんな失意の中、兄のスペンサーはキャロル&チューズデイの歌を聞いたことを告げる。その頃、ガスとキャロルは、チューズデイを取り戻そうと作戦を立てていた。
「マーズ・ブライテスト」にここまで勝ち残ったのはGGK、ピョートル、キャロル&チューズデイ、そしてアンジェラ。マンスリー審査員には、アーティガンが参加し、いよいよ準決勝が始まる。最初の対戦はGGKとアンジェラ。GGKの圧巻なパフォーマンスを見たタオは、突如、歌唱前のアンジェラの楽屋を訪れて、あることを命じる。アンジェラはそれを受け入れた。一方、キャロルとチューズデイの元を訪れたシベールは、チューズデイに別れを告げる。
オーディション番組「マーズ・ブライテスト」の本選メンバーは超個性派ばかり。会場の雰囲気に圧倒されるキャロルとチューズデイ。出場者の一人・シベールは、チューズデイのファンを名乗り、親しげに振る舞ってくる。一方アンジェラは、自身のプロデューサーであるタオが姿を見せないことにいら立っていた。そして本選が開幕。キャロル&チューズデイは第2戦に出場、OGブルドッグと対戦する。
サイドニア・フェスで、憧れのクリスタルから声を掛けられたキャロル&チューズデイ。そんな二人にガスは、オーディション番組「マーズ・ブライテスト」への出演を提案する。地方予選に参加したキャロル&チューズデイ。審査員の質問で、チューズデイは初めてキャロルの生い立ちを知る。一方、アンジェラもまたタオの指示で「マーズ・ブライテスト」への参加を決めていた。20万人の参加者のうち、本選に出場できるのはわずか8組――。
たった観客10人のファースト・ライブ。第1歩を踏み出したキャロル&チューズデイの次のステージは、サイドニア・フェスのメインステージだった。キャパは10万人以上。しかも開催日は明日。お騒がせバンド・オメガのヴォーカル・ヨシュアに、万が一があった時のための補欠としてブッキングされる。憧れのアーティスト・クリスタルも出演する大舞台で、緊張しまくるキャロル&チューズデイに、果たして出番はやって来るのか…。