マジックアワー〜ゴッホが描いた空の光〜の放送内容
マジックアワー〜ゴッホが描いた空の光〜
2018年12月9日 BS8K
マジックアワー、日没直後のわずか20分ほどの間にだけ現れる魔法の時間。薄紅色、茜色、黄金色、青、藍色...言葉にできないほどの色が空にあふれ、すべてを飲み込んでゆく光景は、この世の始まりと終わりを思わせるほどに美しく、はかなげである。この光の色にとりつかれ、画家としての情熱をそそぎ続けたのではないか...と思われるのが、37歳で夭折したフィンセント・ファン・ゴッホ(1853-1890)である。光を「神のような太陽」と呼び、風を「悪魔」に例えたゴッホは、彼の人生において最も数奇で謎の多い最後の2年で、300を超える作品を生み出した。番組では、ゴッホがたどり着いた南仏プロヴァンスの3つの町を訪ね、遺された200通にも及ぶ手紙を案内役に、ゴッホが探し求めた光の色とは何だったのかを探ってゆく。撮影には8Kカメラを使用。130年の時空を超えた「ゴッホ光の旅」を、極上の映像美でお届けする。