フリージのあらすじ一覧
「占い、信じる?」お騒がせのウム・ハマス、今度は「サファイアの指輪が出てこない。あんたに貸したのよ。返してよ!」と3人に詰め寄った。「じゃあ、最近近所に引っ越してきた、霊媒師に占ってもらったら?」ということになり、早速4人は出掛けていく。ウム・アラウィは「詐欺よ」と言うが…。/「グローバルビレッジ」「今日さ、今月1カ月分の買い物、済ませちゃったわよ。例のお祭りだったし、町はにぎやかだったわよ」というウム・ハマスの一言で会話が始まった。ドバイの大きなお祭りで、ウム・アラウィの話では「グローバル・ビレッジ」というゾーンに、世界各国の出店があるらしい。遊園地のライドに乗って遊んだ後は、4人で買い物。「まずは、あたしの反物よ」とウム・サイードが生地屋に入っていき…。
「魔女の恋」中東のお化け話によく登場する魔女(死神)のウム・アル・デゥアイス。人間からは恐れられている彼女も、「実は結婚したい人がいる」らしい。恋心を抱いているお相手は、同じ魔界に住む海の魔人「ブ・ダルヤ」。その魔女が、ウム・ハマスのところに現れ、「私があの人と結婚できたら、お礼はたっぷり弾むから」と持ち掛ける。お金が大好きなハマスはこの話に乗るのだが…。「不吉な女」4人の中で一番うっかりもの、認知症気味のウム・サルーム。今度は病気!? …じゃない。なにか悪霊に取りつかれたかも? 「そんなバカな」と否定していたウム・サイードも、自分がいるところで連続して起きる不吉な出来事に、「本当に魔女が自分に取りついたのかも」と半信半疑。「完全に取りつかれてるわね、ウム・サイードは。縁を切るしかないわね」とウム・ハマス。でもやっぱり友達だから、何とかしようと考える4人は…。
「帰ってきたダンナ」4人の未亡人の中で、ウム・ハマスはなんと3回結婚歴がある。ある夜、自宅で寝ていると、亡くなった最初の旦那が幽霊として現れた。「あのよ〜、現世でのよ〜、借金が発覚したせいで、あの世で幸せに暮らせない。お前がその借金を返してくれないと、一生、呪ってやるからな〜」とお告げを残し、その後、毎晩枕元に出るようになった。でも、「借金の相手は誰よ?」「それはお前がなんとかして探せ!」。4人は、二度とハマスの亡くなったダンナが幽霊で戻らないように、借金の相手を突き止めた。そこでウム・ハマスが驚愕の行動を取る…。
「雑貨屋戦争」4人が暮らす家の近所には、雑貨屋さんはたった1軒。いじわるでがめつい、アッガーの店。ところが、「最近できたラフィークの店、あんた知らないの?」「アッガーの店のすぐ隣なのよ」。商売を取られたアッガーは、ラフィークにいろんな嫌がらせを始めるが…。/「嘘はだめよ」ある日、ウム・サイードの家のドアの下から、郵便物が滑り込みます。「何々? ここに鉄道を建設するので、市場価格の3倍の立退料を払います」。地図を見ると、ウム・ハマスの家だけ外れて通らない!? ケチケチばばあのジャミール婆さんが該当すると知り、立退料が欲しいハマスたちは荒業を思い付き…。
「ラマダン」イスラム文化圏でとても大切にされている「ラマダン」は約1カ月続く「断食」の行です。朝、お日様が昇ってから、夕方お日様が沈むまで、コーヒーさえ口にできません。最初のエピソードは、ラマダンが始まってから、まだ数日という設定から始まります。4人の未亡人、ウム・サイード、ウム・アラウィ、ウム・サルーム、ウム・ハマスは、いつものサイードの家に集まって、おしゃべりをして、その日の断食の終わりを告げる空砲の合図を待っています。空腹を紛らわせようと、テレビをつけてみますが、宗教的に大切な時期なので、娯楽番組は放送していない。「ああ〜、本当に拷問よね」「何か面白いのないの?」。その中、チャンネルが止まったのは…。/「ああ、我が人生」ウム・ハマスは、4人組の中でも、お金大好き、儲け話大好きで、自分で宴会料理のビジネスをやっている元気なおばあちゃん。「でもちょっと、働きすぎだから、美容に気を使って、睡眠を大事にしようと思うの」と一念発起。しかしその夜、ドアをたたく音が。出てみると、「げ!」。そこには、近所には「死んだ」ことにして、老人ホームに預けた母親の姿が。この母親、本当にヤバい! 帰って来てしまった招かれざる母親に、なんとか出て行ってもらおうと4人は策を巡らせる…。