恐竜超図鑑の放送内容
恐竜らの姿を描き出したCG制作の舞台裏を紹介。最新の研究成果に基づき忠実に再現された恐竜世界だが、恐竜たちが歩く映像の背景には実際の風景を使用していた。風景の中に恐竜のCGを違和感なく合成するために欠かせないのは、人が恐竜になりきって画面の中を動き回ること。リアルさにこだわったさまざまな工夫に迫る。
およそ1億年前の兵庫には、悠々と大地をのし歩く全長十数mにもなる巨大恐竜・丹波竜が存在。丹波竜は植物食の恐竜だが、「急激に巨大化する」という戦略で弱肉強食の世界を生き抜いていた。一方、恐竜時代の群馬で魚を主食としていたのがスピノサウルス。水に口先をつけてじっと獲物を待つユニークな狩りを完全再現する。
多くの恐竜が陸を闊歩していた頃、アジア大陸の沿岸部には、全長8mほどの植物食恐竜・むかわ竜が海岸を埋め尽くす大群を作っていた。むかわ竜は群れを作ることで、肉食恐竜などから身を守っていたという。一方、当時の海には、全長10mにもなるモササウルスや首長竜など、巨大なは虫類たちが支配する世界があった。