Z/X Code reunionのあらすじ
第3のイネルマを万全の体制で迎え撃った学園。しかしそれは、衣奈とネフライトの手引きにより、神(デュナミス)が仕組んだ罠だった。瞬く間にランクA〜Dチームが地上へ墜とされ、残すは衣奈を失い無力化した最弱のランクEチーム「E組」のみ。衣奈を「生徒」ではなく「敵」として切り捨てる学園の判断に絶望するあづみたちだったが、衣奈の中に自分たちを想う心を感じ取り、学園の命令に背く決意をするのだった。
学園はさらなるイネルマの襲来に備え、着々と準備を進めている。一方、あづみはリゲルとのイグニッション・オーバーブーストができなくなってしまった理由を考えていた。あづみかリゲルのどちらかが意識的に、または無意識に相手を拒絶しているかもしれないと悩むあづみに、衣奈は優しく微笑み、アドバイスを送る。そして、イラは語り始めた。イネルマの後ろにいるであろう真の敵について――。
ランクAチームを超える学園最強の存在がある。それは…生徒会。特に、戦闘を受け持つ「執行役員」の5人は見た目こそちびっ子ぞろいだが、実力は折り紙付きだ。そんな彼女たちが、学園を去るとの報せ。ランクAチームのリーダーである烏丸精華は「清々した」、「これで自分たちが学園最強」と冷たく言い放つが、あづみはそんな言葉の中に寂しさを感じ取っていた。
期末考査は最悪の結果に終わったものの、イネルマ戦の功績を認められ、退学を免れたあづみたちはひと時の休息を迎える。由仁の月形家が所有する別荘でE組メンバーと楽しく過ごしたあづみは、ふと、あることに気付いた。最初は偶然から組まれた、ちぐはぐなチームだった。でも、いまは確かな絆を感じる。そんなささやかな幸せを噛み締めた。