魔王城でおやすみのあらすじ一覧
【最終回】クリスマスが近づき、魔王城に雪が降り出した。姫はうれしそうに空を見つめ、サンタクロースへメッセージカードをしたためる。何をリクエストしたのか気になる魔物たち。再び脱走されても困るということで、こっそり中身を確認すると、「サンタさんへ。実家に帰りたいです」と書かれていた。姫がホームシックになったのかと思い、魔王たちは心配になってきて…。
ハーピィからパジャマパーティーに招待された姫は、練習のために魔王の部屋へ押し掛ける。パジャマパーティーをよく知らない姫は、魔王にエスコートを依頼しに来たのだ。その必要は無いと必死に説得する魔王だったが、恋愛の話題になり、突如ドギマギしてしまう。しかし、恋バナとは無縁の姫はすっかり興味を失い、だんだん眠くなってくる。そんな魔王の部屋に近づいてくる足音が…。
魔王城の食堂のテレビになぜか映る、人間界の通販番組「ヒューマンズショッピング」。その番組で紹介されたウォーターベッドを早速注文する姫。しかし、魔王城が配達エリア外であることを知り、怒りに任せて通信機を破壊する。最近の姫の行動が目に余ると苦言を呈する改に、魔王も甘やかし過ぎたことを反省し、人質らしさを強化するための「人質強化週間」として、姫をみんなで無視するが…?
捕らわれの姫を救うべく冒険を続ける勇者たち一行は、魔王城との空間をつなげる術を試そうとしていた。その勇者との戦いに出向く、古の大火山のボス・かえんどくりゅうのため、壮行会を開く魔王たち。そこに現れた姫は、自分が見た悪夢の話を始める。その内容は、姫の小さい頃の思い出で、幼なじみである「アなんとか君」とのとある出来事だった。強烈すぎる「アなんとか君」の正体とは…!?
捕らわれの姫が再びさらわれた!? 犯人は、魔王の座を狙う反乱分子、ハデスだった。彼が住む旧魔王城の牢の中で、姫はつぶやく。「…寝る以外…することがない」。だが、枕は絶望的に質が悪かった。新たな寝具を求めて牢の外へ踏み出した姫は、わなだらけの中で眠る魔物、睡魔と遭遇する。その堂々たる眠りは、まさに眠りの師匠! すっかり意気投合した姫は、姫奪還のために必死な魔王たちとは対照的に、次々に快眠を手に入れていく。
ベッドに寝転んだために、お気に入りのシーツにジュースをこぼしてしまった姫。「今宵の安眠のためにすぐに布団を洗わなくては!」と早速行動開始。城内を歩き回る。そんな中、魔王は魔王城の幹部である十傑衆を集め、勇者の迷子問題を解決しようと対策会議を開いていた。そこへ現れたギミックのプロ・ギアボルト博士は、不敵な笑みを浮かべ、秘密兵器の存在を明かす…。
魔王軍女部隊の帰還により、騒がしくなる魔王城。人間と仲良くなりたいハーピィが、姫の牢へとやって来た。しかし姫は、新しい布団を作ることしか頭にない様子。どれだけ話し掛けても連れない姫に、ハーピィも負けじと女子トークを繰り広げるが、なかなか距離は縮まらず…。自分が魔族だから嫌なのか、と思うものの、それでも友達になりたい! と気持ちを伝えると、姫はその背中を見てハッとして…。
スヤリス姫の新たな悩みのタネは、お風呂がめちゃくちゃ狭いこと。この魔王城で、ゆったりお風呂で眠るという長年の夢をかなえたいと思い、早速行動を開始。まずはお湯の確保へ向かうが、行き先は魔物用大浴場で、風呂に入っていた魔物たちは大混乱。次に浴槽の確保と思っていたところ、大きな甲羅のロケットタートルが現れる。レッドシベリアン・改は、その魔物の側では火気厳禁だというが…。
魔王城の塔の上に、姫がいた。今日の姫の目的は、安眠を脅かす蚊対策! 壁を歩けるネコスタンプの靴を借りて頂上まで登ると、塔のでっぱりにひもをくくり付け、かいぶつふろしきで作った蚊帳をつるしてセッティングは無事完了。ただひたすらに安眠を求める姫の行動は、日々エスカレートしていく。そんな姫にいら立ちを覚えるレッドシベリアン・改。とらわれの姫は人質らしくするべきだと、魔王城法典に従わせようとするが…。
かつて、人と魔が交わり、共に存在した時代。人間の姫であるスヤリス姫は、人間に敵対する魔王タソガレによってさらわれ、魔王城に幽閉される。牢の中でベッドに座った姫はつぶやく。「…寝る以外…することがない」。しかし、寝具の質は悪くて安眠できた試しがない。眠ることが大好きな姫は、快適な寝床を手に入れると決意すると、たった独り、魔王城探検へと出発する。