ワールドトリガー 2ndシーズンのあらすじ一覧
【最終回】遊真、生駒、王子の攻撃手(アタッカー)同士の戦いは互いに一歩も譲らない。千佳は遊真を援護するも生駒隊の狙撃手(スナイパー)隠岐によって動きを封じられてしまう。乱戦のなか、遊真は王子との戦いに勝利、さらに千佳と連携して隠岐を落とす。直後、遊真の動きを読んでいた生駒が旋空弧月を放ち遊真は緊急脱出(ベイルアウト)するが、辛くも得点差によってB級ランク戦ROUND6は玉狛第2が勝利を掴んだ。一方、ヒュースはボーダー入隊初日にして難なくB級昇格に成功。ヒュースが正式に加入した玉狛第2が始動するのだった。
ヒュースの入隊をボーダー上層部に掛け合う修、遊真、千佳。だが、かつて三門市を侵攻したネイバーであり、情報提供を拒否するなどボーダーへの非協力的な態度のヒュースの入隊に上層部は難色を示す。しかし修は、未知の世界である近界(ネイバーフッド)の案内役として遠征でのヒュースの価値を主張する。城戸司令はヒュースの入隊に関して膨大なトリオンを持つ千佳を遠征に連れて行くことを条件に取引を持ち掛ける。動揺を隠せない修だったが、千佳は落ち着いた態度でその条件を受け入れ取引は成立した。そして、B級上位の玉狛第2、生駒隊、王子隊がぶつかり合うROUND6が始まろうとしていた…。
ROUND4での敗戦から大きな躍進をとげた玉狛第2の勝利によりB級ランク戦ROUND5は幕を閉じた。その夜、勝利を喜ぶ玉狛支部でヒュースは修たちにある条件と共に玉狛第2に入隊を申し出る。その条件とは、母国アフトクラトルまで自身を送り届ける事だった。突然の申し出に驚きを隠せない玉狛支部のメンバーたち。ヒュースの加入は大きな戦力になる事は確かだが、そのためにまずはボーダー上層部を納得させなければならない。その翌日、玉狛第2のメンバーとヒュースは城戸司令ら上層部が待つボーダー本部へと向かうが…!?
玉狛第2、香取隊、柿崎隊が激突するB級ランク戦ROUND5・夜の部。試合は開始早々に遊真に強襲を仕掛けた香取隊隊長・エースの香取、そしてフォローする若村と三浦を玉狛第2の新戦術が待ち受ける。修が木虎から学んだワイヤートリガー「スパイダー」と遊真の高速機動のコンビネーション、そして鉛弾(レッドバレット)をライトニングに装備した千佳によって手痛いダメージを受ける香取隊。開始から慎重な動きを見せていた柿崎隊が割って入る形で参戦するも、三つどもえの戦いはそのまま膠着(こうちゃく)状態となってしまう。この状況を打開する玉狛第2の次の一手とは!?
太刀川、風間、小南、村上のボーダー攻撃手トップ4とガトリン、ラタリコフの熾烈(しれつ)な戦いがついに決着! 無事遠征艇を守ることに成功。戦闘が終結したかに見えた。しかしヒュースは単独行動に出たレギンデッツと遭遇、母国アフトクラトルへの帰還を望むヒュースだったが、そこに雷神丸と共に陽太郎がやって来る。引き止めるかに見えたがヒュースを温かく送り出そうとする陽太郎。疑念を払えないレギンデッツは駆け引きに出るが、息の合った芝居に引っ掛かり本音と事情を吐露する。母国に捨てられたと知ったヒュースはレギンデッツを「蝶の盾(ランビリス)」で圧倒する。追ってきた迅に対し、ヒュースは自分をなんとしてでもアフトクラトルへ送り届けろと要求するのだった。
ヨミの操るアイドラに苦戦する黒江と木虎。基地内でウェンの分身に翻弄される那須と熊谷だったが、絶体絶命の危機をA級風間隊の菊地原の助言によって勝利をつかむ。警戒区域では三輪と米屋、コスケロが駆け引きを繰り広げる。追い詰められる二人だったが、自分たちを囮にした作戦で勝利。劣勢を覆しつつあるボーダーが攻勢に転じ、焦ったレギンデッツは作戦にない単独行動に出る。ボーダー攻撃手トップ4がガトリン、ラタリコフと激闘を繰り広げている遠征艇ドックの戦いは膠着(こうちゃく)状態、しかし両者同時に勝負を賭けた最後の一手に出ようとしていた。