ドラゴンクエスト ダイの大冒険のあらすじ一覧
ダイのために地上最強の剣を作ることを約束した、魔界最高の名工、ロン・ベルク。長い時間をかけてじっくりとダイの手を観察したのち、彼はようやく剣を打ち始める。一方パプニカでは、世界各国の王によるサミットが開幕していた。しかし、皆の足並みはそろっておらず、話し合いがなかなか進展しないことにレオナは頭を抱えてしまう。そんな時、パプニカ近海に立ち込める不穏な霧の中から巨大な敵が出現する。
ダイの右手の拳に浮かび上がった竜(ドラゴン)の紋章。それは、母ソアラから受け継いだ人間の心によってもたらされた奇跡なのか…? 竜(ドラゴン)の紋章の力を一点に集中させることで、バランをも上回るパワーを得たダイは、怒りを燃やして父と戦う。バランもまた竜闘気(ドラゴニックオーラ)をまとってそれに反撃する。二人の竜(ドラゴン)の騎士が激しくぶつかり合い、地上最大の戦いが始まろうとしていた。
竜魔人と化したバランの強さは想像を絶していた。バランはポップたちを次々に打ちのめすと、竜(ドラゴン)の騎士の秘呪文ドルオーラで止めを刺そうとする。全員が死を覚悟したその時、戦いの場に、竜(ドラゴン)の紋章に導かれて地下牢を抜け出してきたダイが現れ、どうしても阻止したかった父子の対面が実現してしまった。最悪な状況の中、ポップの脳裏に浮かんだのは師アバンの最期の姿であった。
一人で竜騎衆に立ち向かい、窮地に陥っていたポップ。そこに駆け付けたのは、ヒュンケルだった。頼もしい加勢が現れたことで、戦況は一気に逆転する。ポップとヒュンケルはガルダンディーとボラホーンを相手に、優位に闘いを繰り広げていく。負傷して気を失ってしまったポップに代わり、ヒュンケルは残るラーハルトと対峙(たいじ)する。しかし彼は、ガルダンディーやボラホーンをはるかに上回る実力の持ち主であった。
陸戦騎ラーハルト、海戦騎ボラホーン、空戦騎ガルダンディーの3人からなる最強の竜使い(ドラゴンライダー)集団・竜騎衆を呼び集めたバランは、彼らと共にダイ奪還を目指して再びテラン王国へと出陣する。一方テラン王国では、レオナたちがテラン城の地下牢でダイをかくまうことにしていた。バランたちの接近を察知し、焦りと不安から思わず言葉をなくしてしまう。そのとき、ポップはある行動に出る。