ドラゴンクエスト ダイの大冒険のあらすじ一覧
レオナを守るため、そしてヒュンケルの敵を討つため、ダイはフレイザードに立ち向かう。ダイの魔法剣はフレイザードにも通用し、戦闘を優勢に進めていくが、フレイザードは自らを構成する岩石を放つ氷炎爆花散で反撃。それは攻撃技でもあると同時に、氷炎魔団・不敗の戦法、「氷炎結界呪法」を発動する合図でもあった。辺り一帯に強力な結界陣を張るこの呪法のために、ダイたちは呪文を封じられ、本来の力が発揮できなくなってしまう。さらには気を失っているレオナにもフレイザードの魔の手が及ぶのだった。
クロコダインの加勢で、辛くも戦線から離脱したダイとポップ。戦いのさなか語られたヒュンケルの過去に動揺し、紋章の力を発揮できなかったダイに対しポップは「ヒュンケルを倒さないと、マァムもレオナも救えない」と叱咤(しった)。二人は、もう一度力を合わせて戦うことを誓い合った。そして翌朝。圧倒的な力を持つヒュンケルに対抗するべく策を練ったポップは、ダイにある呪文を使うことを提案する。
ダイのアバンストラッシュはヒュンケルには通用しなかった。アバンとその弟子に対する強い憎しみに燃えるヒュンケルは、「鎧(よろい)の魔剣」をまとってダイたちにぶつかっていく。あらゆる攻撃呪文をはじく最強の鎧は、ダイ、ポップ、マァムの3人掛かりの攻撃もものともしない。一体なぜ、ヒュンケルはそんなにもアバンを憎むのか? マァムが疑問を投げ掛けると、彼は自身とアバンの過去を語り出す…。
クロコダインの獣王痛恨撃により大きなダメージを受けたダイ。ダイを救おうとするマァムもまた妖魔司教ザボエラが操るあくまのめだまによって縛り付けられてしまった。 その様子をニセ勇者パーティーの魔法使い・まぞっほに見せられたポップだが、それでも恐怖心に打ち勝てず動けないでいた。そんなポップに、まぞっほが自らの過去を語り始める。彼もかつては正義の魔法使いを目指していたと言うのだが…。
旅の仲間にマァムを迎え3人となったダイたちは、夜遅くロモス城下町に到着し、宿で一晩を過ごすことにする。翌朝、町中に響き渡る獣たちの咆哮で叩き起こされる。クロコダインが百獣魔団のモンスターたちを率いてロモス城への総攻撃を仕掛けてきたのだ。ダイは、すぐさまクロコダインを追い、宿を飛び出していく。マァムもポップを連れ、ダイを追おうとするのだが…。ロモス城の大広間で対峙(たいじ)するダイとクロコダイン。クロコダインは、ダイの急激な成長を目にし、ザボエラに授けられた恐るべき秘策を使う決意をする。
マァムが突然ダイを攻撃したことに驚くポップ。だが実は、彼女が放った魔弾銃の弾丸にはまひを治す呪文「キアリク」が詰まっていたのだ。それによってダイのまひは回復。さらにマァムの攻撃でクロコダインが一瞬ひるんだ隙を突いて、ダイはクロコダインの左目に一撃を食らわせる。負傷したクロコダインはその場から撤退していった。ピンチを脱したダイ、ポップ、マァムは、ネイルの村へと向かうことにする。そしてダイとポップは、ネイルの村とアバンの間につながりがあることを知る。
亡きアバンの遺志を継いで大魔王バーンを倒すため、ダイは島を出ることを決意する。ポップもダイと共に船に乗り込み、ロモス城を目指す。しかし、道中の魔の森で二人は早速迷子になってしまう。森の中でミーナという女の子と出会った二人は、モンスターに襲われてピンチに陥ったところを、魔弾銃(まだんガン)を操る少女・マァムに救われる。マァムたちと別れたダイたちが再び道に迷っていると、彼らの前に、ハドラーからダイ討伐の命を受けた百獣魔団の軍団長・獣王クロコダインが現れる。
火竜変化呪文(ドラゴラム)でドラゴン化したアバンは容赦なくダイを攻撃する。ダイはナイフで応戦するも、鉄よりも固いドラゴンの皮膚には歯が立たない。アバンが吐き出す炎を破るためには、力の技・大地斬ではなく、スピードの技・海波斬が必要だった。修業を終えたその時、一同は、邪悪な力を持った何者かが島に入ってこようとする気配を感じ取る。アバンの嫌な予感は的中する。マホカトールの結界を破ってアバンたちの前に現れたのは、最悪の存在であった…!
いつものようにダイがモンスターたちと戯れていると、突然モンスターが凶暴化し出す。なんらかの暗黒の力がモンスターたちに影響を及ぼしているようだ。危険を感じ取ったブラスはダイをデルムリン島から逃がそうとするが、ダイはそれを拒否。ダイとブラスが押し問答を続けていると、そこに勇者育成業を営む男と、その弟子の魔法使いが現れる。勇者育成業を営む男は魔王が復活したこと、そしてパプニカ王家からの依頼を受けて、ダイを勇者に育て上げるためにやって来たと告げる。大切な人を脅かす魔王を打ち倒すため、ダイは勇者となるための修業をすることを決意する。
レオナがデルムリン島にやって来た目的は、賢者になるための儀式を受けること。ダイは、儀式の舞台となる地の穴までレオナたちを案内することになる。何でも思った通りに発言するレオナに当初は反感を抱いていたダイだったが、行動を共にするうちに打ち解けていく。そんな時、突然、巨大な魔のサソリが現れ、一行に襲い掛かって来る。ダイはなんとか魔のサソリを撃退するものの、攻撃を受けたレオナは毒に侵されてしまっていた。ダイが彼女を救いたいと強く願ったその時…?