炎炎ノ消防隊 弐ノ章のあらすじ一覧
【最終回】シンラとアーサーは“火事場の馬鹿力”を会得するため、紅丸による苛烈な稽古を受けていた。しかしシンラが新たな力を体感した直後、予期せぬ報せが届く。伝導者の一派の思惑から東京皇国を守るべく、特殊消防隊は今、ひとつになる――!
シンラは、かつて“アドラリンク”した第7特殊消防隊の紺炉中隊長を訪ねる。紺炉から“アドラ”に関する心当たりを聞いたシンラは、紅丸に教えを乞い、アーサーとタマキと共にさらなる力を得るための修行に身を投じる。
各地での戦いに決着が付き始める中、白装束たちは東京皇国を破壊しようと、ある計画を実行しようとする。敵の意図に気付いた消防隊が、そのたくらみを阻止すべく取った作戦とは――!?
成長の果て、己の身を削りオロチを撃破したジャガーノート。一方で火縄とタキギは紫煙騎士団・アイアンの攻撃を受け、“地下(ネザー)”での戦闘は激しさを増していく。そしてシンラの前には Dr.ジョヴァンニが現れ、“異形”の力で襲い掛かってくる!
マキ不在の第8は、第2特殊消防隊と合同で「“地下(ネザー)”調査作戦」を開始する。第2と第8は小隊を組み調査を進めていくが、“地下”奥深くでは、白装束のリツ率いる「紫煙騎士団」が迎え討つ準備を進めていた。
実家で食卓を囲むマキ。彼女の父・ダンロウと兄・タキギは東京皇国軍の軍人であり、伝導者や“地下(ネザー)”にも話が及ぶ。翌日、タキギは異臭調査として“地下”へ。伝導者の一派の実験室を見つけるが、そこで白装束の一味と遭遇し――?
伝導者一派と聖陽教のつながりを知り、雑念の消えないアイリス。ある日、鎮魂器具の洗礼を受けるため、シンラとアイリスは中央教会へと赴く。洗礼を済ませた二人の目の前である事件が起き、アイリスの悩みは深まっていく――。
伝導者の一派・リツが生み出した“大焔人”と合体したナタクを前に、シンラとカロン、黒野は共闘。錯乱したナタクは放射線レーザーを放ち、街を吹き飛ばそうとする! シンラはプレッシャーにとらわれたナタクを救えるのか――?
ドミニオンズに苦戦するマキとヴァルカンだが、そこに白装束のハウメアとアローも参戦する。一方、“アドラバースト”に目覚めた少年・ナタクを巡り、消防隊・白装束・灰島による争奪戦が繰り広げられる中、ナタクにある変化が起きる。
灰島の「能力開発施設」で戦闘を行うシンラと黒野。シンラとリヒトの救援を行うため、第8が施設へと突入する! その最中、施設に隔離されていたナタクに異変が発生し、状況は混沌さを増していく…。
皇国経済の柱たる大企業・灰島重工。第8特殊消防隊は、次なる目標をその灰島の調査に決める。幼い頃のシンラも所属していた灰島の「能力開発施設」。“アドラバースト”を研究するその施設では、秘密裏にある実験が進められていた。
皇王庁の地下で、ジョーカーと紅丸の前に第1特殊消防隊のバーンズが現れる。まさかの強者との対峙(たいじ)に緊張感が張り詰める。聖陽教の秘密を明かすため真の聖典を求めるジョーカーたちに対し、バーンズはどう動くのか。
真実を知るべく、皇王庁に正面から乗り込む紅丸とジョーカー。聖陽教の中心地で、彼らは禁忌たるはずの“地下(ネザー)”へと足を踏み入れる。その先で、謎の男・ジョーカーの過去が明かされる。
東京皇国へと帰還したシンラたちは「聖陽教の聖典に偽りがある可能性」を桜備へ報告する。聖陽教への不信が募る中、第8特殊消防隊は次に進むべき道を見いだせずにいた。一方、浅草を守護する第7特殊消防隊の紅丸の元に、“ある男”が訪れる――。
「黒の女」と“アドラリンク”でつながったシンラ。彼女から得た加護を使い、シンラはテンペを「たった1秒」で鎮魂すべく戦いに挑む。「黒の女」と「伝導者」、異質な二つの存在を巡る謎の一端がついに明かされる!
鬼の“焔ビト”テンペと激突するシンラたちだが、その守りの硬さに鎮魂ができずにいた。一方、「御神体」内部に進むリヒトやアーサーは、ついに中心部へたどり着く。神域へとたどり着いた彼らが目にしたモノとは――。
喋るモグラの“スコップ”に導かれ、シンラたちは“楽園(オアシス)”へとたどり着く。そこには皇国の原動力である“天照”と酷似した「御神体」が存在した。「御神体」内部の調査を行うとするシンラたちの前に、複数の喋る“焔ビト”を従えた、鬼の“焔ビト”テンペが立ちはだかる。
物語の舞台は、新たな大陸へ――。シンラたちは、伝導者と“アドラバースト”の謎を探るため、東京皇国の外へと出る任務に就く。目指す先は「空間の裂け目」。弐佰伍拾年前の“大災害”の傷跡を色濃く残す地で、シンラたちに待ち受ける出会いとは。