LISTENERSのあらすじ
ミミナシの王として人々の前に立ちはだかるミュウには、祈手たちの決死の攻撃も通用しなかった。もはやなすすべなしとリバチェスタの街は混乱に陥る。しかし、そこに現れたのは、祈手としてAC30に乗り込んだエコヲだった。世界に別れを告げようとするミュウに「もう一度、君に会いに来た」と伝えるエコヲ。彼の声は果たしてミュウに届くのか。
トミーの作戦「セカンドカミング」は失敗した一方、覚醒したミュウに呼応するようにミミナシが凶暴化。その脅威は全世界に広がり始める。焼け野原となったブライトン・ビーチに降り立ち、来るべき終末から世界を救うべく立ち上がる殿下たち。その頃、ノームの国のロズやケヴィン&ビリンたちもまた、それぞれに行動を始めていた。
ミュウへの言葉は届かず、立ち上がる力さえ失ったエコヲ。彼が目を覚ましたのは、広大な畑が続く田舎町・クラークスデイルの外れに住む少女、ジャニスの家だった。ジャニスの優しいもてなしにより、エコヲの心の傷はゆっくりと癒え始める。一方、ブライトン・ビーチではトミーの作戦が実行に移されようとしていた。
ロンディニウムの街を眩い閃光で照らし出す異形のイクイップメント、デュエルショーマン。その肩に乗るミュウの姿がかつてのジミの暴走と重なり、エコヲは衝撃を受ける。トミーの指揮によって大規模なミミナシ掃討作戦が動き出す中、エコヲはミュウとトミーを止めるため、ウォッチタワーへの潜入を決意する。
ロズの元から旅立ったエコヲたちの前に現れたのは、ミュウのことを「プリンセス」と呼ぶ青年将校。彼は、かつて世界の中心と称された街・ロンディニウムを統治するカウンシル部隊の隊長、トミー・ウォーカーだった。トミーからの指名で、ミュウは聖なる夜に披露される舞台の主演女優を務めることになるのだが…。