無限の住人-IMMORTAL-のあらすじ
集まった人間たちが次々に命を散らしていく。残った者たちも、もはや満身創痍(そうい)。それでも剣を取り、己が信念をぶつけ合う。最後に立つ者は――。そして復讐の行方は――。無限を生きる男と、限りある命を燃やし生きた人々の物語は、ここに幕を閉じる。
導かれるように那珂湊へ集結した逸刀流、六鬼団、そして万次と凜。さまざまな思惑をその剣に乗せ、最後の殺し合いを始める刹那の住人たち。欺き、ねじ伏せ、乱れ舞う。最強と最強が火花を散らす最終決戦。最後に笑うのは――。
尸良との死闘で寝込んでいる万次。そこへ練造が刀を持って万次を殺そうとするが、凜たちによって説得される。その頃、江戸城襲撃を知り憤る吐。だが統主不在とはいえ逸刀流を追うことを止めない。そんな中、逸刀流の一人が山の集落へ入っていく。吐の娘・燎は、父の役に立つため討伐へ向かうのだった。
影久を追い掛ける凜と万次だったが、尸良に襲撃され凜がさらわれてしまう。救出へ向かう万次は、そこで尸良だけではなく練造と再会する。凜を助けるため尸良と戦う万次。しかし不可思議なことに万次を斬りつけたのは、失われたはずの尸良の左腕だった。