無限の住人-IMMORTAL-のあらすじ一覧
尸良との死闘で寝込んでいる万次。そこへ練造が刀を持って万次を殺そうとするが、凜たちによって説得される。その頃、江戸城襲撃を知り憤る吐。だが統主不在とはいえ逸刀流を追うことを止めない。そんな中、逸刀流の一人が山の集落へ入っていく。吐の娘・燎は、父の役に立つため討伐へ向かうのだった。
吐は江戸城での失態により、新番頭を解任させられた。それでも逸刀流を壊滅させるため、六鬼団を率いて討伐に向かう。しかし新しく番頭を継いだ男・英によって、逸刀流は江戸を追放することでおとがめなしと決められてしまう。さらには取り決めをほごにしないようにと、吐は妻子を人質に取られてしまうのだった。
ついに再会した万次と凜。しかし地下牢には吐を始めとした強敵がいて、凜と万次の脱出を阻む。そこへ助っ人として現れたのは、瞳阿と死んだはずの夷作だった。崩壊を始める地下牢。脱出間近、意外な人物が凜と万次の前に現れる。そして、狂った実験の果てに歩蘭人がたどり着いた答えとは――。
出羽介の件以降、歩蘭人は失敗続きだった。ついには吐により座敷牢拘束となり、気を触れさせる。だがその狂いの果て、歩蘭人は不死実験において大事なことを得る。人はつまり――カワウソである、と。一方、凜と瞳阿はとらわれた万次と夷作を救出するため、江戸城へ侵入することを決意するのだった。
歩蘭人は万次の左腕を実験体の出羽介に移植させることに成功する。それを皮切りに実験は次々に成功。しかし吐が結果を急がせ、追いつめられる歩蘭人。そしてまだ不死化の不十分な出羽介に、吐の刃が迫る。万次を捜す凜は、道中で瞳阿と夷作に合流する。そこへ以前、瞳阿が叩きのめした役人がやって来て――。
祭りを見に来ていた凜は、生意気な少年・練造と出会う。万次は面屋、新夜とけんのんな雰囲気になるが、新夜の息子である練造が来たことで互いの殺気が解ける。去っていく新夜と練造。それを万次の背後で見ていた凜は、なぜか新夜の姿を驚愕(きょうがく)と憎しみの目でにらみ続けるのだった。
影久と邂逅し、自身の足元を揺らがされた凜。思い詰めた様子の凜とそれを見守る万次の前に、虚無僧が現れる。虚無僧は逸刀流「閑馬永空」を名乗り、万次と斬り結ぶがあっさりと殺されてしまう。しかし確かに死んだはずの閑馬は再び立ち上がり、その傷が再生していく。――閑馬は万次と同じく、「不死」の体を持つ者だった。




















