龍王＜ヨンワン＞様のご加護

ジナは記憶を失くして子供の頃のことしか覚えていないプンドに恋人だと名乗り、病院を抜け出してプンドの実家へ向かう。ジナはヨンインがプンドの祖母であることをそこで初めて知ったふりをしてあいさつする。一方、自分の部屋から盗聴器を見つけたピルドゥは、自分の計画を知っていたジナを脅威に感じる。

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チョンイは車にひかれそうになったプンドをとっさに助ける。そこに居合わせたシジュンが救急車を呼び、二人は別の病院に運ばれる。自分が入院している病院にプンドが運ばれてきたことを知ったジナは、自分がプンドの命の恩人に成り済まそうとする。その頃、事故を起こした車を追うシジュンは、何者かに後から殴られる。

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チョンイはチュボの御曹子であることを隠し続けてきたプンドを責める。プンドもまたチョンイをチュボのスパイだと思い込み、二人は激しく言い争う。そんな中、行方不明だったプンドの母が亡くなったとの知らせが舞い込む。病院へ駆け付けたプンドは、母親が弾いたピアノの音を録音したテープを受け取る。

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チョンイは病気になったハッキュを釈放してもらうためにピルドゥに頭を下げる。それを見てかねたプンドは、チュボで働くことをヨンインに約束する。程なくしてハッキュは釈放されて家に戻るが、美人図はなくなっていた。一方、シジュンとの関係を隠すジナだったが、彼女が働くチュボグループにシジュンがやって来る。

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美人図の鑑定の日、展示会で破損した物とは別に持ち去られた美人図が見つかったという触れ込みでジナによってすり替えられた美人図は、本物と断定される。そんな中、シジュンはジナとついに再会を果たす。ジナの家にやって来たシジュンは、どうして一度も自分に会いに来なかったのかとジナを問い詰める。

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ヨンインは美人図が偽物であるといううわさを聞きつけ、プンドにある提案をする。プンドは互いを思いやるチョンイとハッキュの姿に心を打たれ、ヨンインに美人画をチョンイに見せてあげてほしいと頼み、取引をする決心をする。そして、美人図の再鑑定を条件に出す。それを聞きつけたピルドゥは鑑定員の買収に乗り出す。

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ハッキュへの疑惑を晴らすため、チョンイは美人図が偽物であることを証明しようとする。しかし、美人図が偽物だと証言する人は現れない。一方、ジナは自分のカメラに偶然映り込んでいた真犯人らしき人物がピルドゥの部下だと気付く。そんな中、ピルドゥはチョンイとジナの二人が姉妹であることを知る。

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美人図が盗難未遂に遭い、現場で警備員をしていたハッキュは警察に連行される。父親の無罪を信じるチョンイは、その証拠を探そうとするが、なかなか見つからない。そんなチョンイを助けようと、プンドも調べ始める。そんな中、ハッキュはジナに会ったことを隠すため、美人画を見に行ったとうその証言をする。

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ジナとチョンイが再会する。8年ぶりに出所したシジュンが自分を探していると聞いたジナは、彼の執着に耐えられなかったとうそをつき、自分の居場所をシジュンに教えないようチョンイに頼む。一方、ヨンインやピルドゥは、保管してある高麗美人画が偽物であることを承知の上で、高麗プロジェクトを再開すると言いだす。

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シジュンはチョンイに、ジナの居場所を教えるよう執拗に問い詰める。そのことについては何も知らないと言うチョンイの言葉を聞き、シジュンがその場を立ち去ろうとすると、そこに現れたプンドがシジュンを殴り付ける。一方、仕事で龍王里を訪れたジナは、プンドからチョンイを遠ざけるようドッキに頼む。

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チョンイは突然倒れて病院に運ばれるが、起きてすぐに働きに行こうとする。それを見かねたプンドは、チョンイをゆっくり休ませようとアルバイト先に手を回す。そして迎えたシジュンの出所の日。シジュンは美容室でトラブルになった客に会いに行くと、ジナにその事で脅され金を渡したと聞かされ、愕然とする。

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プンドがボランティアでピアノ教室をすることに。生徒は、シジュンの母・ムシムの養女のヨルメとチョンイの親友・ホンジョンの息子のテヤンの二人だけ。一方、ヨンインは原料開発園で美人図の展示会を開くことを決める。チョンイがそのパンフレットに写る美人画の色彩に疑問を抱いていると、そこへピルドゥが現れる。

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演奏会でのチョンイとプンドの様子が拡散され、世間は大騒ぎになり、チョンイもプンドも家から出られなくなる。一方、チュボで働くことになったジナは、プンドが会長の孫だと知る。その後、所長からビニールハウスの一角にまいた種が芽を出したと聞いたチョンイが飛んで行くと、変装したプンドが現れる。

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チョンイはチュボ原料開発園で警備のアルバイトをすることになった。ある夜、チョンイは仕事中に侵入した泥棒に殴り掛かる。しかし、逃走した泥棒は龍王里での演奏会に出演することになったプンドだった。演奏会のステージ上でチョンイはプンドを見掛けて謝罪へ行こうとするが、プンドは耳を貸そうとしない。

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チョンイは公募展の面接へ向かう途中、ハッキュの名を口にする男たちとすれ違う。チョンイは家に戻ると、ハッキュを保証人にしてジナが多額の借金をしていたことが分かり、愕然とする。チョンイは遅れて面接へ向かうも、試験はすでに終了。チョンイは絵を描くことを諦め、借金返済のために働くことにする。

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ジナはチョンイの通帳を盗んで行方をくらませた。そんな中、チュボの公募展に絵を出品するチョンイのため、ハッキュは画材を買う。チョンイが喜びながら家に帰ると、怒り心頭の義母・ドッキがチョンイの描いた絵を燃やしていた。そして、チョンイは家を飛び出し、プンドは真っ暗な海にいたチョンイを見つける。

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ジナはシジュンが逮捕されたショックで倒れ、病院で目覚めると医師から妊娠5カ月と告げられる。そこへジナを心配したチョンイが病院へ駆け付けるが、ジナはチョンイに妊娠の事実を知られたくなかった。一方、チュボ主催の演奏会に出演予定だったプンドは、祖母のマ・ヨンインに会いに行き、出演をキャンセルしてしまう。

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ピアニストのプンドはチョンイを自分のストーカーだと勘違いして、チョンイが初恋の相手であるシジュンへ贈ろうとしていた洋服を破いてしまう。一方、チョンイの義理の姉で美容師見習いのジナは、仕事場で客とのトラブルで悩んでいた。そして、シジュンは客の恋人ともみあいになると、相手を瓶で殴ってしまう。

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龍王里に流れ着いたホンジュは記憶を失っていた。ホンジュの父、チョ・ジファンに助けられたシム・ハッキュは、ホンジュが彼の娘だと気付く。その後、ホンジュはハッキュの妻で霊媒師のドッキの前で客の病気を言い当てると、そのうわさが広まり、ハッキュはホンジュをチョンイと名付け、育てることに決める。

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突然襲われたところをプンドに救われたホンジュだったが、プンドの叔母であるマ・ジェランの運転する車にはねられてしまう。その後、道路に出たプンドはソンジェの車を追うが、ブレーキがなぜか利かず転落し、ソンジェはそのまま亡くなる。祖母から責められたプンドは、その時から白黒の色しか見えなくなる。

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