プレイタの傷のあらすじ
【最終回】激戦を続けるランとジン、コウガとイツキ。しかし、ヤマトを倒した「フェンリル」が機動隊と交戦したことで4人は休戦。双翼は「フェンリル」を倒すため、コウガとイツキは機動隊を援助するため…おのおのの目標に向かって動き出す。その頃、エイジは「フェンリル」の前に立ちふさがっていた。全ての戦いは家族のために…カズマを取り戻すため、「フェンリル」に銃を向ける。しかしケルベロスを失ったエイジの銃弾は「フェンリル」に弾かれ…。
コウガの指揮により機動隊が「暁特区完全封鎖」に動く。全てはコウガがカガミに”ある事”を提案したことから始まった。また、カズマを支配した「フェンリル」が戦いと破壊の果てに死ぬつもりだということも明らかになる。ヤマトはカズマを救うために戦いに赴く。ランとジンは動けないアズサを守るため。コウガとイツキは特区のスカードを無力化し、国の損害を減らすため。スカードたちはそれぞれの正義を懸けて激突する。
「フェンリル」はカズマだった。それは3年前にも突然現れた。邪悪な意思でカズマを支配する「フェンリル」。その暴走を止めたのはエイジたちヘリオス…カズマに「ケットシー」を継承することで奴を封じたのだった。だが、エイジの死で衝撃を受けたことによってその封印はほころんだ。カズマの姿で「フェンリル」はこれまでの事を語る。彼は全てを知っていた。そして「フェンリル」の口から驚くべきもう一つの真実が明かされる。
ヤマトたちを「敵」と断言し襲い掛かるランとジンは、とある情報を入手し、「フェンリル」を炙り出す算段を立てていた。夜のアズサに傷を付けるほどの力を持つ「フェンリル」。二人は双翼の誇りを懸けて「フェンリル」と対峙(たいじ)することを決意していた。そして病院で横になるカガミを見つめながら、カズマはカガミが自分にとって唯一残った仲間、必要な存在であることを再確認する。“大切な人”を守るため、対峙する彼らの行方は――。
ダスクは暁特区の襲撃に失敗し、警察に捕縛され、カガミとヤマトはダスクと「フェンリル」との関係性を調べていた。いまだ傷が残るカズマはホクト相手に自らの未熟を痛感し、心配するカガミを振り切って「フェンリル」を単独で追う。そしてダスク襲撃の翌晩、普段通りアルテミス・ファイナンスに出勤したランとジンを迎えたのは、倒れている自社の構成員たち。部屋へ急ぐと、そこには襲撃を受け倒れたアズサの姿が…。