ピーチボーイリバーサイドのあらすじ一覧
賞金目当てでバルクェンド武術大会に出場するホーソン。そこへ、モモタロウへの復讐(ふくしゅう)を果たすべく、轟鬼とその仲間たちが街を襲撃する。一方サリーは、鬼を皆殺しにしたいミコトと、鬼と人との共存を訴える皇鬼との間で板挟みにあっていた。轟鬼からモモタロウと勘違いされて、戦うことになってしまうホーソン。ホーソンを助けに向かおうとするサリーだったが、皇鬼はサリーを試すように行く手に立ちはだかる。
蒼面鬼の鬼砲によって、リムダール王国は一瞬で消滅してしまった。守るべき国を失い、途方に暮れるホーソン。サリーはホーソンを旅の仲間に迎え入れる。ミコトに角と眼を取られ、鬼力を失った眼鬼あらためキャロットも加わり、旅の道中は一気に賑やかになった。そんな中、サリーはミコトとばったり再会を果たす。「差別ってなんだろ?」と、旅の道中を通じて生じた疑問を投げ掛けるのであった。
サリーたちが次にやって来たのは、「吸血鬼」が人々を襲っているとうわさされる街。そこでもやはり、亜人であるフラウは差別される。サリーの力で差別する人間を懲らしめてやればいいと訴えるキャロットに、「私の力は人間には使えない」と答えるサリー。サリーに心を許しかけていたキャロットは、「それこそ差別じゃないか」と不信感を抱き、「吸血鬼」を見つけ出すと、この街の人間を皆殺しにしてほしいと頼むのであった。
名も無き中鬼の根城で、皇鬼が主催する「百鬼会」が開催される。一同に集いし名だたる高鬼を前に、モモタロウ(ミコト)によって鬼が滅亡の危機にひんしていることを訴える皇鬼。鬼たちの間に動揺が広がる中、武闘派である「轟鬼」は、皇鬼がよからぬたくらみを抱いているのではないかと疑う。すると皇鬼の口から、ひそかに思いを寄せていた眼鬼(キャロット)が、モモタロウの手で残酷に殺されたと伝えられる。