新・白蛇伝〜千年一度の恋〜のあらすじ一覧
素貞と小青は許仙を救うために、引水令で金山を水に沈めると警告する。玉帝が外界の妖怪の一掃を命じると、雷の神は許仙に雷劫を落とし、素貞も雷劫を受ける。その時、文曲星君が転生した素貞子が生まれる。ついには観音が現れ、この騒動に関わった者たちに罰を与えた。そして、素貞は霊峰塔に閉じ込められる。
如意は許仙の夢に現れて別れを告げ、万霊丹を残す。その後、許仙は修行に身を注ぐことを決意する。心の魔を滅ぼすために万霊丹を飲んだ許仙だったが、たちまち心の魔が許仙の体をむしばんでいく。自分を突き放す許仙を助けるために、素貞は天に背く術を使う。一方、リスの姿になった景松が小青に素貞のことを頼む。
文曲星君の母になるのが素貞だと知った法海は、彼女を金山寺に連れ帰ろうとするが、素貞は小青と共に許邸に戻る。そんな中、如意の妊娠が発覚する。心の魔に惑わされた如意は王道陵を殺し、王道陵の妖丹を飲む。そして、素貞と許仙と再会し、自らの言動を悔い改めた如意は、錬丹炉に飛び込み心の魔を消滅させる。
素貞の夢幻に入り込んだ許仙は、素貞を現実へと引き戻すことに成功する。しかしその時すでに、如意に扇動された人々により女?廟は包囲されていた。さらに、素貞を救いたい一心で魔道に足を踏み入れた小青が魔道に落ちて、罪のない人々を傷付けていた。生還した素貞は、小青の体から妖の血を除こうとする。
嬌容の枕元にたどり着いた素貞は、伴生蓮花を嬌容の体内に送り込む。しかし、嬌容を傷付けられると誤解した法海が素貞を攻撃すると、素貞の元神が散ってしまう。丹薬が如意によって離魂散にすり替えられていたことを知った許仙は、如意を罰する。そして、許仙との関係が決裂した如意は心の魔と取引をする。
素貞は胎児を守りながら嬌容の心の魔を阻止する方法を探す。しかし、素貞と意見の食い違いで対立してしまった許仙は、法海から霊力を奪う丹薬を手に入れ、それを素貞に飲ませてしまう。その後、素貞は霊力が奪われていることに気付かないまま、嬌容と胎児を助けるために伴生蓮花を取りに咸池宮へ向かう。
過去の両親と再会した許仙は、梁丞相の汚職の証拠を手に入れ、睦王と共に逆臣を倒すことに成功する。そんな中、嬌容の妊娠が分かる。しかし、心の魔に取りつかれていた嬌容は、如意と再び一緒に住むようになる。そして、如意は素貞や小青といさかいを繰り返し、さらに、素貞と嬌容の仲も険悪にしてしまう。
王道陵は如意を苦しめる許仙を深く恨み、梁丞相をだまして許仙を倒そうともくろむ。さらに、出産を控える睦王妃を利用して、許仙をおとしいれようとする。素貞のおかげで難を逃れた許仙だったが、父・許懐仁の名誉が傷付けられてしまう。そんな許仙のために、素貞は時空を裂く術を使い、許仙を懐仁と再会させる。
小青と張玉堂が夫婦となった翌日、目を覚まさない張玉堂を案じて小青が素貞に助けを求める。素貞は張玉堂を救う唯一の方法として、忘情水を小青に渡す。そして、忘情水を飲んだ張玉堂は命こそ救われるものの、小青を忘れてしまい新婦を迎える。一方、小青の命を狙う心の魔は、張玉堂の婚礼を利用して小青をおびき出す。
小青は張玉堂の家族を捜すため、蘇州の名家・張家にたどり着く。生き別れた息子を捜していた張家だったが、心の魔に乗っ取られた法海の策略により、張夫人は小青をおとしめる。しかし、保和堂に戻った小青の元に、何不自由ない暮らしを捨てて張玉堂が戻ってくる。そして、素貞の反対に耳を貸さず、二人は保和堂を去る。
小青の情毒が張玉堂の命を奪うことを知っていた素貞は、仕方なく二人の仲を裂こうとする。しかし、小青は張玉堂が自分を愛していると信じる。一方、張玉堂は出自も分からぬ自分は小青に釣り合わないと考えて諦めようとするが、小青の熱意に押され二人は愛を確かめ合う。そして、二人は玉堂の家族を捜し始める。
呂洞賓に扮した王道陵は、嬌容に家の中に妖魔がいると告げ法術を見せて自分を信じこませる。一方、本物の呂洞賓は、保和堂で治療を受けていた。そんな中、天令牌が起こした嵐から自分を助けてくれた張玉堂に、小青は心を動かされる。情毒や張玉堂の親族のことが気に掛かる素貞は、小青と張玉堂の関係を心配する。
素貞は許仙を峨眉山へと連れていく。そこで許仙は、景松が自分のために犠牲となったことを聞く。そんな中、風邪をひいた張玉堂が保和堂を訪ねると、小青と許仙に不治の病だと脅される。そして、これ以上蛇を捕まえないよう、彼を保和堂で働かせることにする。一方、如意は王道陵と共に素貞の正体を暴こうと画策する。
素貞と許仙は元の関係に戻るが、素貞は許仙の言動が以前とはだいぶ変わったことに気付く。許仙が保和堂で蛇類の薬材を使わなくなり、怪談小説を読むようになったことで、素貞と小青は自分たちの正体が知られてしまったのではないかなと疑う。そして、素貞は許仙に自分の正体を明かし、全ての経緯を告げる。
新居の準備をする如意だったが、素貞の記憶を取り戻したい許仙は如意との婚姻を拒否する。そんな中で迎えた婚礼の日、許仙は街で傘を差す素貞を見て、これまでの記憶を取り戻す。許仙は婚姻を中止にしようと、如意に謝罪。それでも納得しない如意は、怒りに震え、持っていたかんざしで素貞に襲い掛かろうとする。
素貞は許仙の治療のために心の血を犠牲にするが、許仙の様子は変わらなかった。一方、許仙を献身的に看病する如意を見た嬌容は、彼女を許仙の嫁にしたいと思い始める。そして、素貞は許仙のために、彼の元を離れる。しかし、素貞との記憶を失ったが素貞に惹かれる許仙は、彼女のことを思い出そうとする。
仙草を手に入れることができた素貞は、許仙を生き返らせることに成功する。しかし、生き返った許仙は素貞との愛を忘れてしまい、さらに、素貞の姿を見ただけで頭痛に襲われるようになってしまう。そんな中、許仙を救えるのは自分だけだと嬌容に認めさせたい如意は、王道陵から摂魂散と解毒薬をもらう。
素貞の正体を暴こうとする如意によって雄黄酒を飲まされた素貞は、蛇の姿に戻ってしまう。そして、その姿を見た許仙は、衝撃のあまり死んでしまう。しかし、許仙の体に魂魄が残っていることを確認する。素貞は、許仙を生き返らせるために、魂魄を集めることができる仙草を取りに崑崙山へ向かう決心する。
王道陵の正体を知った如意は、彼を利用して素貞に対抗しようともくろむ。そして、妖怪に襲われたふりをして法海から鎮妖符を手に入れた如意は、わざと許仙の家の前で倒れ、許仙の優しさにつけこみ家に入ることに成功する。心を入れ替えたふりをして素貞の世話を買って出た如意は、鎮妖符を封印した数珠を素貞に贈る。
素貞と小青が王道陵の後を追うと、彼が井戸に毒を入れるところを目撃する。そこで、王道陵が持っていた瘟霊散を小麦粉にすり替え、薬を無料で患者に配る。許仙たちは、毒を増やすために井戸へ向かう王道陵を待ち構えるも、取り逃がしてしまう。そして、如意は王道陵の正体がヒキガエルの妖怪であることを知る。
