新幹線変形ロボ シンカリオンZのあらすじ一覧
ある夜、メーテルが無線を聞いていると、不思議な音とともに正体不明の飛行物体が落下してきた。機関車のような外見をしたその飛行物体は、かつてシンカリオンが戦った機械兵器・ヴァルドル。長い間宇宙をさ迷ってきたのか、車体はひどく劣化していた。ヴァルドルが発し続ける不思議な音には何か意味があると考えるメーテルを応援するため、シンとタイジュはE5はやぶさとE7かがやきで北海道支部に向かう。
東京駅中央迎撃システムのフィールド内で対峙するシンカリオンZたちとダークシンカリオン。シンたちが必死で呼びかけるものの、様子がおかしいアブトは問答無用でダークシンカリオンを操り、襲い掛かってくる。戦いの中、怒りと無力感にのまれついにトレランティアを爆発させるアブト。父・トコナミの祈りもむなしく、脅威の力を持つ「ダークシンカリオン デビルモード」が覚醒してしまう。
シンとシマカゼが「超Z合体」の特訓に励む一方で、北の地に戻ったソウギョクはまたしても宇宙に向けたあてのない定時通信を続けていた。誰からも返事がもらえず、定時通信をやめてしまおうと考えるソウギョク。だが、そんな彼の無線を北海道で聞いている一人の少女がいた。彼女の名前は月野メーテル。「シンカリオンZ H5はやぶさ」の運転士候補生である彼女は、とある人物に促されてソウギョクとの対話を試みようとする。
徳島県大歩危(おおぼけ)、岩手県遠野。妖怪にゆかりの深い二ヵ所に新たな地下空間が見つかり、大興奮のシン。その直後、大歩危付近に子泣きじじいに似た姿の巨大怪物体が出現した。折しも、愛媛県西条市ではハナビの父・タネビたちが翌日の花火大会の準備を進めている。対応を迫られる超進化研究所だが、四国にはシンカリオンZが走行できる線路がない。果たして、E6こまちを大歩危に送り込む方法はあるのか。
横川の地下空間でダークシンカリオンに乗るアブトと再会したシン。シンとスマットは彼と対話しようと必死に呼び掛けるが、アブトからの返事はなく、戦いにもつれこんでしまう。一方、上野の地下空間ではドクターイエローとカンナギが対峙(たいじ)していた。カンナギは「ダークシンカリオンがあるかぎり、人類はテオティを止められない」と言い残して姿を消し、E5とダークシンカリオンの戦いに介入し始める。


























