映像‘21の放送内容一覧
大阪・豊中市の食堂「ごはん処おかえり〜」の店主・上野敏子さんに密着。約6年前、炊き出し支援をするようになったことが始まりで、今も弁当を無料で配っている。無料弁当をきっかけに、さまざまな相談が寄せられるようになったという。上野さんの日々を通して、生活に苦しむ人たちの姿を見つめる。
1920年代から30年代にかけて、日本人の起源をめぐる研究のため、京都帝国大学の研究者が沖縄の墳墓から人骨の発掘・収集を行い、今も京都大学が数体を保管している。沖縄の歴史や墳墓の特性など問題の経緯と、沖縄に対する過去の植民地主義的な政策が現在にどのような影を落としているのかを探る。
無戸籍者支援に当たっている市川真由美さんの活動に密着。埼玉に住む無戸籍の女性は、進学や就職、結婚など人生の節目の度に挫折を強いられ、未婚のまま生んだ娘たちもまた無戸籍となった。市川さんはその女性のため、市役所など関係機関に働きかけ、失われた権利の獲得を目指して行動する。
かつてミャンマー国軍に抵抗し、今は大阪でミャンマー料理店を営むアウン・ミャッ・ウインさんに密着。2月に起こったミャンマーの国軍クーデターで、母国に帰ることができなくなった在日ミャンマー人の生活を手助けしている。自らも難民であるウインさんの活動を追いながら、在日ミャンマー人の現在を追う。
3月に閉校となった大阪・生野区の大阪市立御幸森小学校に密着。同小学校には、自らのルーツや文化を学べる課外活動「民族学級」があり、在日コリアン3世の民族講師・洪ホンウゴン佑恭さんが指導の中心的存在を担っている。コロナ禍で行事が次々と中止になる中、悲しむ生徒と苦悩する洪さんの姿を追う。
大阪・西成区の団地の一室で、「にしなり☆こども食堂」という食堂を運営している川辺康子さんの新たな取り組みを紹介。週に3回開く食堂で、10年以上誰にでも無料で食事を提供しサポートし続けてきたが、今回、家を借り子どもやその親と同居しながら、生活の立て直しを図る新たな取り組みを始めた。