NIGHT HEAD 2041のあらすじ
【最終回】とうとう奥原の予言のとおり、世界の消滅が始まった。保安隊長の本田は今の世界を守るべく、霧原兄弟と黒木兄弟を消そうとする。しかし、本田の力では流れは止めることはできない。観念した奥原は、未来を二組の兄弟に委ねる。全てを託された直人と直也、タクヤとユウヤは…。
ロシアでの空爆のさなか、翔子の力によって渋谷に転送された霧原兄弟と黒木兄弟。ユウヤと直也はそれぞれの能力を使ってつながることで、互いを理解し、自らの因果を突きとめ、全てを救う方法を模索する。しかしその行為によって、それぞれ弟が消滅する危機にあることを知ったタクヤと直人は…。
窮地に陥った直人と直也は、正幸の力により、既の所で、かつて翔子が発見されたロシアの海岸に瞬間移動させられる。そこで御厨の古い友人ロシュコフとヴォルクに助けられた二人は、彼らの施設に御厨がいることを知り、面会を願い出る。しかし、そこで待っていたのはすでに息を引き取った御厨の姿だった。
タクヤ、ユウヤ、道夫、玲佳の保安隊4人、そして直人と直也は、現政府のトップである予言者・奥原晶子に招かれる。そこで奥原は霧原兄弟と黒木兄弟の両者が同時に存在することが世界の消滅につながると告げる。奥原の言うことを信じた道夫と玲佳は直人・直也を殺すべく二人に挑みかかる。
ユウヤは目覚めたリーディング能力により失踪直前の両親を幻視する。しかし、そこにはなぜか霧原兄弟の姿があった。両親の失踪に何らかの形で直人と直也が関わっていることを確信したユウヤは、より真実に迫るべく、上位アクセス権をもつ君江のPCから保安隊のネットワークにリーディングを試みる。