セブンナイツ レボリューション -英雄の継承者-のあらすじ
【最終回】ソフィーティアはその狂った野心をむき出しにする。彼女のいう救済とは、あらゆる生命体の等しき死だ。破壊神の権化と化したソフィーティアの攻撃が、“グランシード学園”を炎に染めていく。それぞれの決意とともに立ちあがる“セブンナイツ”たち。ソフィーティアを止めるべく走るネモとファリアを救うため、最後の戦いに挑む。全ては、なすべきことをなすために。欲する願いを、かなえるために。
ファリア、そしてレダの協力を得て“グランシード学園”から脱出したネモは、自分が何をすべきなのか、何を求めるのかをもう一度見つめ直す。彼の見いだした答えは、自分の大切なものを護る、というものだった。肉体を“旧図書館の呪い”に蝕まれるファリアは、みずからの命を賭してネモと共に戦うことを誓う。一方、“グランシード学園”では呪いの力が解放され、大陸全土に禍をもたらそうとしていた。災厄を止めるべく降下するネモの前に立ちふさがったのは、かけがえのない友人たちだった。
“旧図書館の呪い”を解放する力を持つ“破壊の御子”として獄につながれる身となったネモ。その姿に衝撃を受けるファリアたちだが、ガレスの突きつけた事実は揺るがない。ネモは自分がジェニウスに導かれ、生きるために“ピュシス”から逃れた過去を語る。人間のふりをして、笑顔を作って、ただ生きていた自分のことを。ファリアはユーノミアと語り、“旧図書館の呪い”の真実を探ろうとする。旧図書館で“時の書”に触れた彼女は、隠された過去を求めてネモとの出会いの地、“ウルリー村”を目指す。
アミス・ジェルマンとの最終決戦に突入した“セブンナイツ”たち。借り物の英雄の力で戦う少年少女たちに対し、ジェルマンは自分こそがこの時代の英雄だと豪語し、その圧倒的な力を見せつける。捨て石にされたことに憤るレダは、アイリーンの力を借りてジェルマンに挑む。一方、ガレスはソフィーティアから“旧図書館”の秘密を聞き出し、クレアの死の真相に迫ろうとしていた。
破壊の力に飲み込まれ、理性を失う「グランシード」の戦士たち。物質世界の秩序を破壊するため、大陸の秩序を守る「銀の砂時計」を破壊せんとするアミス・ジェルマンの野望は、まさに成就するかに見えた。だが、英雄の力を真に使いこなすことができず、連携の取れないレダ、カストル、ボリュクスの3人の「人造継承者」に対し、ネモたち「セブンナイツ」はチームワークで対抗する――。