古見さんは、コミュ症です。のあらすじ一覧
「身体検査です。」矢田野さんは負けず嫌い。クラスのマドンナであり、憧れであり、そして神である古見さんに勝つことが目標らしい。今回の勝負は身体測定。”ただの人”只野くんが高校生男子の平均値を次々と叩き出すなか、古見さんの測定結果は…。そして、古見さんと(勝手に)競い合い、彼女が出した結果と勝敗とは?/「恋です。」古見さんに小さな恋をしている山井さんは、古見さんに近付くため、自分を紹介してもらうようなじみに頼む。昼食の約束を取り付け有頂天になる山井さんとは裏腹に、OKと言ったものの緊張で震える古見さん。一方、古見さんの感情が未だに読めないなじみは只野くんの通訳を求めるが、只野くんが、今日登校してきていない事に気がついて…。
私立伊旦高校。県内でも有名な進学校でありながら、試験方法は面接のみで、合格基準は「個性」という、奇人、変人、はぐれ者、クセの強いものだけが集まる学校だった。それに気付いていない新入生・只野の目標は、周りの空気を読み、波風の立たない高校生活を送ること。登校初日、そんな只野が出会ったのは万人が振り返る美少女・古見。口数が少ない古見は、実は「どうやって話し掛けよう?」「話し掛けた後どうしよう?」と、とても考えていて、人としゃべりたくてもしゃべることができないでいた。そんな古見のコミュ症に気付いた只野は、古見の「友達を100人作りたい」という夢を知り、1人目の友達になることに。