本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません 第三部のあらすじ
不当な契約を迫る神殿長とビンデバルトに、魔力を暴走させたマイン。現れたフェルディナンドは、ビンデバルトと対戦する。さらに一同のもとへ、ジルヴェスターとカルステッドも来た。神殿長とビンデバルトは、自分たちに刃向かったマインに、罰を与えてほしいと言う。一同の裁定が行なわれる。そして、マインは大切な家族に、決断をしたことを告げる。
門番のミスで、他領の貴族の馬車が町に入りこんでしまった。マインが狙われていることを知っているギュンターは、マインを守るために奮闘する。しかし、謎の男たちに襲われてしまうマイン。ジルヴェスターの言葉を思い出し、黒いお守りに血判を押すが、状況は何も変わらない。そんな中、マインを狙う者たちが、ついに牙を剥く。そして、ディルクも巻き込んだ神殿長たちの陰謀が明らかになる。
ハイディの工房からの帰り道。非常事態を知らせる鐘が鳴り、救援信号が光り、不安になるマイン。状況がはっきりするまで、マインは安全のため、家に引きこもることになった。束の間の家族との時間を過ごすマイン。ようやく外出を許されたマインが神殿へ行くとそこに、ディルクの姿はなかった。そしてマインに、さらなる危機が襲いかかる。